Snow Flower Text 概要

Snow Flower Text は文書作成やプログラミングのための新世代のテキストエディタです。このテキストエディタは軽量マークアップのレンダリングをサポートしており一般的なワードプロセッサの機能も含みます。従来のワードプロセッサにはない効率的な編集が可能になっています。


文書作成への集中

一般的に文書作成では下記の図が示すように最終的な完成文書を仕上げるまでにプレビューとバリデーションは何度も繰り返すことで客観的な品質を上げていきます。

Snow Flower Text では編集と同時にプレビュー表示が行われ最終的なイメージを確認しながら編集を行うことができます。文書作成で何度も繰り返すアクティビティをアプリケーションを切り替えずにエディタ上で確認できます。コンテキストスイッチなしに文書作成に集中できます。

プレビューもバリデーションも背後で高速に行われ全く引っかかりがありません。文書作成に集中しながら継続的に品質を向上するようにエディタが支援します。

Figure 1. テキスト編集のアクティビティ

Snow Flower Text では自動でレイアウトを行います。レイアウトは文書作成においてテキストや図表の情報を分かりやすくする為に必要ですが、時間のかかる作業でもあります。レイアウトルールを指示するだけで最適なレイアウトが自動で行われます。編集者はレイアウト作業から解放されます。

Snow Flower Text では PlantUMLや GraphViz シンタックスのテキストを直接埋め込むことが出来ます。ワープロソフトのような従来のアプローチでは文書に図表を埋め込む場合、専用のアプリケーションを起動して作った図のファイルを別に作る必要がありましたが、Snow Flower Text ではこのような作業は多くの場合不要になります。文書と別につくって図表のファイルを管理することも不要になります。

Snow Flower Text では スタイルは予め用意されたスタイルを使用します、 これによって、出版品質のスタイルで文書を簡単に作ることが出来ます。

Figure 2. ドキュメントの構成要素

軽量マークアップのサポート

Snow Flower Text は軽量マークアップによる文書作成をサポートしています。軽量マークアップテキストによる文書作成には次のようなメリットがあります。

  • 文書作成と作図を同一の編集アプリケーションで行うことが出来ます。編集作業中のコンテキストスイッチが少なくなり文書作成に集中できます。

  • 文書に直接図表に埋め込むことが出来ます。文書の構成ファイルを少なくなるので、ファイルの管理が簡単になります。

  • ファイルサイズの軽減。図表もテキストで記述するので、図をバージョン管理ツールで差分をテキストで明確に管理することができます。ラスター画像や、ベクター画像のバイナリデータをバージョン管理するよりも圧倒的に少ないデータサイズとなります。サイズの問題により作図データのバージョン管理を諦めずに済みます。

  • 変更箇所の比較がテキストで行えます。テキストはバイナリのファイル形式と比較して圧倒的にバージョン管理システムとの親和性が高く、 一目で何が変更されたか差分が分かりやすくなります。簡単に判断することが出来ます。変更箇所の追跡可能性の向上します。

  • テキスト検索で図表も含めて検索対象になります。検索対象の分断が回避され情報の発見可能性が向上します。

リアルタイム・プレビュー

Snow Flower Text は軽量マークアップの編集をレンダリング結果を確認しながら可能になるリアルタイム・プレビュー機能が備わっています。 次のシンタックスのモードが選択されている場合に、編集内容がリアルタイムプレビューでレンダリング結果を確認しながら編集できます。

  • AsciiDoc

  • Markdown

  • GraphViz Dot

  • PlantUML

リアルタイムプレビュー機能は他のアプリケーションに依存していませんので、 Snow Flower Text をインストールしただけで利用可能です。

エクスポート

Snow Flower Text では AsciiDoc と MarkDown を複数の文書ファイル形式にエクスポートが可能です。

Figure 3. AsciiDocから生成可能なファイル

Figure 4. AsciiDocから生成可能なファイル

オブジェクトの埋め込み

AsciiDoc は拡張性の高いプレーンテキストベースの文書作成フォーマットです。AsciiDoc は 効率的な文書作成と管理を可能にします。

Snow Flower Text では AsciiDoc の標準サポート機能に加えて、UML、グラフ、数式の埋め込みがサポートされます。

文書中の図をプレーンテキストで記述できるので効率的なレポートの作成が可能となっています。

Figure 5. AsciiDoc に埋め込みできる情報

Figure 6. MarkDown に埋め込みできる情報

Table 1. AsciiDoc でのテキスト以外のオブジェクトを埋め込む方法

種類

埋め込み方法

Graph

グラフは GraphViz Dot シンタックスで記述します。

UML

PlantUML シンタックスで記述します。

UI Sketch

PlantUML の Salt シンタックスで記述します。

Image

画像は png, jpeg, svg へのリンクを記述します。

Math

数式は Latex Math のシンタックスで記述します。

Tree

ツリー は Salt シンタックスで記述します。

HiDPI サポート

テキストやUML、グラフ、アイコンはベクトル形式で扱われます。どんな表示サイズに拡大しても縮小しても鮮明にレンダリングされます。この特徴はプレビューだけでなく、エクスポートしたPDFや、HTML にも引き継がれます。

ただし、ベクトルデータではない写真等の画像を埋め込む場合には、鮮明さを維持するにはある程度大きな解像度が必要になります。

効率的なテキスト編集

Snow Flower Text ではマルチ・カーソルと自由度の高いテキスト選択が可能です。テキストエディタとして高度な編集操作をサポートしています。

この豊富な機能はシステムメニューやショートカットの一覧で確認できます。

プログラミング・サポート

  • シンタックスハイライト

  • バリデーション

  • プリティ・フォーマット

  • オートコンプリート

一部のプログラミングではシンタックスバリデーションが編集と瞬時に行われエラー箇所がエディタ上に分かりやすく報告されます。

巨大なファイルの編集

Snow Flower Text は巨大なテキスト形式のデータファイルの編集が行えるように設計されています。50MB程度であれば問題なく編集が行えます。