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TELNETLOGIN(8)
TELNETLOGIN(8) FreeBSD System Manager's Manual TELNETLOGIN(8)

名前

telnetlogintelnetd のための login のラッパー

書式

telnetlogin [ -h host][ -p]

説明

telnetlogin は、 login(1) を実行する setuid ラッパーである。このプログラムは、 telnetd(8) から起動されることになっている。この考えにより、telnetd を root として実行する必要性がなくなる。

telnetlogin はモード 4750, ユーザー root, グループ telnetd でインストールされているべきである。そうすれば、telnetd は /etc/inetd.conf から、ユーザー ``nobody'', グループ ``telnetd'' で、オプション -L path-to-telnetlogin をつけて実行できる。

telnetlogin は、上に示したような login(1) のオプションの一部のみを、その順番で受け付ける。これは、 telnetd(8) が通常このプログラムに与えるオプションの順番である。さらに telnetlogin は、環境変数 TERM, DISPLAY, POSIXLY_CORRECT, REMOTEHOST のみしか受け付けない。標準入力・標準出力・標準エラーのストリームは、端末上に開いていなければならない。また、このプログラムは、フォアグラウンドプロセスのプロセスグループリーダーでなければならない。これら全ての条件をチェックした後、上記の環境変数の値が正当な値であるかをチェックし、シグナルハンドラをリセットするなどして、 login を実行する。

制限

telnetlogin は login に対して -f オプションの使用を許可しておらず、ユーザー名を渡すことも許されていない。そのため、Kerberos や SSL を使って認証を行う telnetd と一緒には使えない。

このプログラムは、現在のところ実験的なコードである。注意して使うこと。

履歴

telnetlogin は、NetKit 0.17 の開発のなかで書かれた。
April 12, 2000 Linux NetKit (0.17)