TALKD(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
TALKD(8) |
名前
talkd —
リモートユーザーの通信サーバ
書式
talkd [
-dp]
説明
talkd は、ユーザーに他のユーザーが会話を始めようとしていることを知らせるサーバである。サーバは、会話をする会合場所が欲しいクライアントの要求に応答し、呼出し状の置場所として機能する。通常の操作では、呼出し元であるクライアントは、メッセージタイプが LOOK_UP である CTL_MSG 構造体 (<
protocols/talkd.h>を参照) をサーバに送ることで、会合場所の初期化を行う。これにより、サーバは呼出し状テーブルに呼出し元からの (メッセージで指定されている呼出し先と会話をするための) 呼出し状が既にあるかを検索する。検索に失敗すると、呼出し元は ANNOUNCE メッセージを送る。これにより、サーバは呼出し相手のログインポートに通信の要求があるという通知をブロードキャストする。呼出し先が応答すると、ローカルサーバは記録されている (適切な会合場所アドレスで応答するための) 呼出し状を使用する。これにより、呼出し元と呼出し先のクライアントプログラムは会話をするためのストリーム接続を確立する。
オプション
[
-d]デバッグモード。
/var/log/talkd.log に多くのログ情報とデバッグ情報を書き込む。
[ -p]パケット記録モード。 /var/log/talkd.packets にそのままの不恰好なパケットを書き込む。相互運用の問題をデバッグするのに役立つ。
履歴
talkd コマンドは
4.3BSD で登場した。