PIDOF(8) |
Linux System Administrator's Manual |
PIDOF(8) |
名前
pidof -実行中のプログラムのプロセスIDを調べる。
書式
pidof [
-s] [
-x] [
-o
omitpid] [
-o
omitpid..]
program [
program..]
説明
pidof は指定されたプログラムのプロセス ID(PID)を調べ、結果を標準出力に書き出す。このプログラムはランレベルを変更するスクリプトの中で用いられることがある。特に
System-V 形式の
rc 構造を採用しているシステムでよく用いられる。そのような場合、これらのスクリプトは、/etc/rc.?d に置かれている (?はランレベルを表す)。システムに
start-stop-daemon (8) プログラムがある場合は代わりにそちらを用いるべきである。
オプション
-
-s
-
単発動作 - (同名のプロセスが複数あっても)PID を一つだけ返す。
-
-x
-
スクリプトも - 指定したスクリプトを実行しているシェルのプロセスID も返す。
-
-o
omitpid
-
指定したpidを持つプロセスは表示しない。
pidofの親プロセス、言い換えればpidofを呼び出したシェル又はシェルスクリプトのpidとして、
%PPIDという特別なpidを用いることもできる。
注意
pidofは
killall5プログラムへの単なる(シンボリック)リンクにすぎない。
killall5も
/sbinに置かれているはずである。
PID を調べたいプログラムのフルパスを指定して pidof を起動した場合はまず安全である。そうでない場合、調べたいプログラムとたまたま名前が同じだが実際には違うプログラムの PID を返してしまう可能性がある。
関連項目
shutdown(8),
init(8),
halt(8),
reboot(8)
著者
Miquel van Smoorenburg, miquels@cistron.nl