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STRCHR(3)
STRCHR(3) Linux Programmer's Manual STRCHR(3)

名前

strchr, strrchr, strchrnul -文字列中の文字の位置を特定する

書式


#include <string.h>
 

char *strchr(const char * s , int c );
 

char *strrchr(const char * s , int c );
 

#define _GNU_SOURCE /* feature_test_macros(7) 参照 */
#include <string.h>
 

char *strchrnul(const char * s , int c );

説明

strchr() 関数は、文字列 s 中に最初に文字 c が現れた位置へのポインタを返す。

strrchr() 関数は、文字列 s 中に最後に文字 c が現れた位置へのポインタを返す。

strchrnul() 関数は strchr() と同様だが、 cs 中に見つからなかった場合に、返り値として NULL でなく、 s の末尾のヌルバイトへのポインタを返す点が異なる。

ここでいう「文字」は「バイト」の意味なので、これらの関数はワイド文字やマルチバイト文字では動作しない。

返り値

strchr() と strrchr() 関数は一致した文字へのポインタを返し、もし文字が見つからない場合は NULL を返す。終端の NULL バイトは文字列の一部とみなされ、 c に'\0'が指定された場合には、これらの関数は終端の NULL バイトへのポインタを返す。
 
strchrnul() 関数は一致した文字へのポインタを返す。文字が見つからない場合は、 s の末尾のヌルバイトへのポインタ (つまり s+strlen(s)) を返す。

バージョン

strchrnul() は glibc バージョン 2.1.1 で初めて登場した。

準拠

strchr() と strrchr() は SVr4, 4.3BSD, C89, C99 に準拠している。 strchrnul() は GNU 拡張である。

関連項目

index(3), memchr(3), rindex(3), string(3), strlen(3), strpbrk(3), strsep(3), strspn(3), strstr(3), strtok(3), wcschr(3), wcsrchr(3)

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2012-04-24 GNU