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SYSFS(2)
SYSFS(2) Linux Programmer's Manual SYSFS(2)

名前

sysfs -ファイルシステム (file system) の情報を取得する

書式

int sysfs(int option , const char * fsname );
 
int sysfs(int option , unsigned int fs_index , char * buf );
 
int sysfs(int option );

説明

sysfs() は現在カーネル (kernel) に存在しているファイルシステムの型 (type) 情報を返す。それぞれの sysfs() コールの形式と返される情報は option に依存しており、それは:
1
ファイルシステム識別文字列 (identifier string) fsname をファイルシステムの型インデックス (type index) に翻訳する。
2
ファイルシステムの型インデックス fs_index を NULL 終端されたファイルシステム識別文字列に翻訳する。この文字列は buf で指定されたバッファーへ書き込まれる。 buf に文字列を入れるだけの十分な容量があることを確かめること。
3
現在カーネルに存在するファイルシステム型の数の合計を返す。

ファイルシステムの型インデックスの数はゼロから始まる。

返り値

成功した場合 sysfs() は、オプション 1 ではファイルシステムのインデックスを返す。オプション 2 ではゼロを返す。オプション 3 は現在設定されているファイルシステムの数を返す。エラーの場合は、-1 が返され、 errno が適切に設定される。

エラー

EFAULT
fsname buf のどちらかがアクセス可能なアドレス空間の外にある。
EINVAL
fsname が正しいファイルシステムの型識別子ではない; fs_index が範囲の外にある; option が正しくない。

準拠

SVr4.

注意

この System-V 由来のシステムコールは廃止予定 (obsolete) であり、使用しないこと。 /proc が利用できるシステムでは、同じ情報が /proc/filesystems 経由で取得でき、このインタフェースを使用すること。

バグ

libc または glibc のサポートは存在しない。 buf の大きさがどれだけ必要かを推測する方法がない。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2010-06-27 Linux