INOTIFY_RM_WATCH(2) |
Linux Programmer's Manual |
INOTIFY_RM_WATCH(2) |
名前
inotify_rm_watch - inotify インスタンスから既存の監視アイテムを削除する
書式
#include <sys/inotify.h>
int inotify_rm_watch(int
fd
, int
wd
);
説明
inotify_rm_watch() は、監視対象ディスクリプタ (watch descriptor)
wd に対応する監視アイテムを、ファイルディスクリプタ
fd に対応する inotify インスタンスから削除する。
監視対象を削除すると、この監視対象ディスクリプタに対して
IN_IGNORED イベントが生成される (
inotify(7) 参照)。
返り値
成功すると、
inotify_rm_watch() は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、
errno を適切に設定する。
エラー
-
EBADF
-
fd が有効なファイルディスクリプタではない。
-
EINVAL
-
監視対象ディスクリプタ
wd が有効でない。もしくは、
fd が inotify ファイルディスクリプタではない。
バージョン
inotify は Linux カーネル 2.6.13 に組み込まれた。
準拠
このシステムコールは Linux 独自である。
関連項目
inotify_add_watch(2),
inotify_init(2),
inotify(7)
この文書について
この man ページは Linux
man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。