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IDLE(2)
IDLE(2) Linux Programmer's Manual IDLE(2)

名前

idle - ID 0 のプロセスをアイドル状態にする

書式

#include <unistd.h>
 
int idle(void);

説明

idle() はブートストラップ時に使用される、内部システムコールである。プロセスのページをスワップ可能に設定し、優先度を下げ、メインのスケジュール処理のためのループへ移行する。従って idle() は return することはない。

ID 0 のプロセスのみが idle() を使用することができる。他のユーザープロセスはたとえそれがスーパーユーザー権限を持っていたとしても EPERM を受け取る。

返り値

idle() ID 0 のプロセスに対しては return しない。それ以外のユーザープロセスには常に-1 を返す。

エラー

EPERM
ユーザプロセスに対しては、常にこのエラーとなる。

バージョン

Linux 2.3.13 以降では、もはやこのシステムコールは存在しない。

準拠

この関数は Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは使用すべきでない。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.51 の一部である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。
2012-12-31 Linux