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NROFF(1)
NROFF(1) FreeBSD General Commands Manual NROFF(1)

名称

nroff - groff による nroff コマンドのエミュレート

書式


nroff-h ] [  -i ] [  -m ] [  -n ] [  -o ] [  -p ] [  -r ] [  -t ] [  -S ] [  -T ] [  -U ] [  -v ] [  file... ]
 

解説

nroff は、groff を用いて nroff をエミュレートするスクリプトです。 -T オプションには ascii, latin1, koi8-r, utf8, cp1047 のみが有効です。無効なものを指定するか -T オプションを指定しないと、 nroff は現在のロケールを調べて、デフォルト出力デバイスを選択します。まず、 locale プログラムを試し、次に環境変数 LC_ALL, LC_CTYPE, LANG を試し、最終的に LESSCHARSET 環境変数を見ます。

-h オプションは grotty への -h オプションと等価です (すなわちタブを出力に使用します)。 -i, -n, -m, -o, -r オプションは troff(1) に説明されている効果を持ちます。 -q, -s オプション ( troff には実装されていません) は無視され、エラーメッセージも表示されません。オプション -p (pic), -t (tbl), -S (より安全) と -U (安全でない) は groff に渡されます。 -S がデフォルトで渡されます。 -v バージョン番号を表示します。

環境変数

GROFF_BIN_PATH
コロン区切りのディレクトリリストで、PATH の前に、ここから groff 実行形式を探します。これが設定されない場合、`/usr/bin' が使用されます。

このシェルスクリプトは、基本的には man(1) での使用を意図していますので、警告は抑制されます。 (ファイル tty-char.tmac 中の) nroff スタイルの文字定義もまた、印字不可能なグリフをエミュレートするためにロードします。

関連項目

groff(1), troff(1), grotty(1)
26 April 2001 Groff Version 1.17