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PMAP(9)
PMAP(9) FreeBSD Kernel Developer's Manual PMAP(9)

名称

pmap仮想記憶サブシステムのマシン依存部分

書式

#include < sys/param.h>
#include < vm/vm.h>
#include < vm/pmap.h>

解説

pmap モジュールは FreeBSD VM (Virtual Memory (仮想記憶)) サブシステムのマシン依存部分です。ここで文書化された各関数はそれ自体のアーキテクチャ依存の実装を持たなければなりません。

pmap モジュールはページテーブル、アドレスマップ、TLB などのハードウェア依存のオブジェクトを管理する責任があります。

マシン依存のコードはヘッダファイル < machine/pmap.h> を用意しなければなりません。このファイルは次のような pmap 構造体の定義を含んでいます:

struct pmap { 
        /* pmap 実装によって定義された内容。*/ 
}; 
typedef struct pmap *pmap_t;

また、このヘッダファイルは pmap 実装によって使用される他のデータ構造体を定義できます。

ヘッダファイル < vm/pmap.h>pmap 統計 (下記参照) を追跡するための構造体を定義します。この構造体は次のように定義されます:

struct pmap_statistics { 
        long        resident_count; /* マップされたページの数 */ 
        long        wired_count;    /* wired ページの数 */ 
};

実装の struct pmap は、この構造に名前 pm_stats を持つこの構造体のインスタンスを含まなければなりません。そして、それぞれ関連がある pmap 操作の後に実装によって更新されなければなりません。

作者

このマニュアルページは Bruce M Simpson <bms@spc.org>によって書かれました。
July 21, 2003 FreeBSD