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DB_COMMAND(9)
DB_COMMAND(9) FreeBSD Kernel Developer's Manual DB_COMMAND(9)

名称

DB_COMMAND, DB_SHOW_COMMAND, DB_SHOW_ALL_COMMANDddb コマンドセットの拡張

書式

#include < ddb/ddb.h>

DB_COMMAND( command_name, command_function);

DB_SHOW_COMMAND( command_name, command_function);

DB_SHOW_ALL_COMMAND( command_name, command_function);

解説

DB_COMMAND() マクロは、トップレベルのコマンドのリストに command_name を追加します。 ddb からの command_name の呼び出しは、 command_function を呼び出します。

DB_SHOW_COMMAND() と DB_SHOW_ALL_COMMAND() は、だいたい DB_COMMAND() に同等ですが、これらの場合には、 command_name は、それぞれ ddb の show コマンドと show all コマンドのサブコマンドです。

一般的なコマンドの構文は、次の通りです: command[ /modifier] address[ , count]は、 command_function のための次のパラメータに変換します:

addr
アドレスは、引数としてコマンドに渡しました。
have_addr
addr フィールドが有効であるなら、真のブール値。
count
コマンドが処理しなければならない、オフセット addr で開始する quad (4 つ) ワードの数。
modif
修飾子の文字列へのポインタ。すなわち、いくつかのオプションをコマンドに渡すために使用される一連のシンボル。例えば、修飾子 "d"が渡されるなら、 examine コマンドは、10 進形式でワードを表示します。

使用例

利用者のモジュールで、コマンドは、次のように宣言されます:

DB_COMMAND(mycmd, my_cmd_func) 
{ 
 if (have_addr) 
  db_printf("Calling my command with address %p\n", addr); 
}

次に、ddb では、次の通りです:


   
db> mycmd 0x1000 Calling my command with address 0x1000 db>

関連項目

ddb(4)

作者

このマニュアルページは、 Guillaume Ballet <gballet@gmail.com>によって書かれました。
August 27, 2008 FreeBSD