解説
umount ユーティリティは、ファイルシステムをファイルシステムツリーから除去するために、
unmount(2) システムコールを呼び出します。
special デバイスまたはリモートノード (rhost:path)、マウントポイント
node へのパス、またはルートによって実行されるとき、“mount -v”によって報告されるファイルシステム ID
fsid によってファイルシステムを指定することができます。
オプションは、次の通りです:
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-a
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fstab(5) に記述されているすべてのファイルシステムをアンマウントします。
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-A
-
ルート以外で現在マウントされているファイルシステムをすべてアンマウントします。
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-F
fstab
-
使用する
fstab ファイルを指定します。
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-f
-
ファイルシステムを強制的にアンマウントします。利用されているスペシャルデバイスは使い続けようとしますが、更にアクセスしようとすると、すべてのファイルはエラーを返します。ルートファイルシステムは強制的にアンマウントすることはできません。 NFS に関して、強制的なディスマウントは、無反応なサーバに対して完了するために最大 1 秒以上かかるかもしれません、そして、このような場合にサーバにまだ書き込まれていないデータを捨て去るかもしれません。
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-h
host
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指定されたホストからマウントしているファイルシステムだけをアンマウントします。このオプションは、
-A オプションを暗黙に指定し、
-t オプションで他のものを指定しなければ、 NFS ファイルシステムだけをアンマウントします。
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-t
type
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指定されたタイプのファイルシステムだけを扱うように指示します。 1 つ以上のタイプは、コンマ (``,'') で分けたリストで指定します。ファイルシステム形式のリストは、前に“no”を付けることで、その動作をそのファイルシステムに付いては行わない様に指定することもできます。例えば、
umount コマンド
umount -a -t nfs,nullfs
は、タイプが NFS と NULLFS であり、 fstab(5) ファイルに列挙されているすべてのファイルシステムをアンマウントします。
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-v
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冗長モードです。アンマウントされる各ファイルシステムの追加情報が出力されます。