解説
rpc.umntall ユーティリティは、 NFS RPC 仕様に提案されています。
NFS Version 3 Protocol Specification, RFC 1813, Appendix I. を参照してください。それは、リモートの NFS サーバで
/var/db/mountdtab からマウントエントリを削除するためにリモートプロシージャコール (remote procedure call) を使用します。それは、システムの起動時とシャットダウンの間にパラメータなしで自動的に呼び出されます。これは、
showmount(8) が古くて期限が切れたエントリを表示しないことを保証します。
rpc.umntall ユーティリティは、クライアント側のみに必要とされ、ここで、
mount_nfs(8) は、現在の日付でマウントエントリを
/var/db/mounttab に追加し、
umount(8) は、再びエントリを削除します。
rpc.umntall ユーティリティは、クラッシュまたは不適切なシャットダウンに起因する、このテーブルのすべての残っているエントリに注意を払います。
オプションは、次の通りです:
-
-e
expire
-
実際にマウントされていないか、または
expire (秒) より古いすべてのエントリは、
/var/db/mounttab から削除されます。これは、DNS 変更または長いサービス期間外の場合であるかもしれません。デフォルトの期限切れの時間は、86400秒 (1 日)です。
-
-h
host
-
特定のホスト名のみを削除します。 UMNTALL RPC を NFS サーバに送信します。
-
-k
-
既存の NFS ファイルシステムのためのエントリを保持します。 mounttab からの NFS ファイルシステムとカーネルの mountlist を比較し、既存のマウントエントリに RPC を送信しません。システムの起動時の間に役に立ちます。既にマウントされている NFS ファイルシステムがあるかもしれないので、 RPC UMOUNT を呼び出すことは、よい考えではありません。これは、ユーザが 'シングルユーザモード' にリブートして、再びシステムを開始する場合です。
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-p
path
-
特定のマウントパスのみを削除します。 UMOUNT RPC を NFS サーバに送信します。このオプションは、
-host オプションの意味を含みます。
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-v
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冗長で、追加情報は、処理された mounttab エントリごとに印刷 (表示) されます。