PAC(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
PAC(8) |
名称
pac —
プリンタ/プロッタのアカウンティング情報
書式
pac |
[ -Pprinter][ -c][ -m][ -pprice][ -s][ -r][ name ...] |
解説
pac ユーティリティは、プリンタ/プロッタのアカウンティングファイルを読み、各ユーザが消費した紙の枚数 (通常の場合) や長さ (ラスタデバイスの場合) の累計を計算し、各ユーザがどれだけ紙を使ったかを計算し、ページ数や紙の長さや金額で表示します。
利用可能なオプションとオペランドは、次の通りです:
-
-P
printer
-
指定したプリンタでのアカウンティングを見ます。これをつけない場合は、デフォルトのプリンタ (サイト依存) か、環境変数
PRINTER の値が使われます。
-
-c
-
出力を金額でソートします。通常の場合、出力は、名前のアルファベット順にソートされます。
-
-m
-
アカウンティングファイル内のホスト名部分を無視します。これにより、1 人のユーザが複数のマシン上から出力した分の料金をひとまとめにすることができます。
-
-p
price
-
単価をデフォルトの値 0.02 や
/etc/printcap で指定した値のかわりに
price にします。
-
-r
-
逆順にソートします。
-
-s
-
アカウント情報が要約され、要約したアカウントファイルに登録されます;多忙なシステム上では、アカウントファイルが 1 日に何行も増えるため、この要約が必要となります。
-
names
-
name のユーザのみについて統計をとります;通常は、紙を使用したすべてのユーザの統計をとります。
関連ファイル
-
/var/account/?acct
-
未加工のアカウントファイル
-
/var/account/?_sum
-
要約されたアカウントファイル
-
/etc/printcap
-
プリンタの特徴を記述したデータベース
歴史
pac ユーティリティは、
4.0BSD で登場しました。
バグ
計算された価格と実態の関係は、まだ知られていません。