NGHOOK(8) | FreeBSD System Manager's Manual | NGHOOK(8) |
名称
nghook — netgraph(4) ノードに接続する書式
nghook | [ -adlnSs][ -m msg] path [ hookname] |
nghook | -e [ -n][ -m msg] path hookname program [ args ...] |
解説
nghook ユーティリティは、 ng_socket(4) ソケットタイプのノードを作成し、それを path にあるノードのフック hookname に接続します。 hookname が省略されるなら、“debug
”と見なします。
-e オプションが与えられるなら、3 番目の引数は、プログラムへのパスとして解釈され、このプログラムは、その引数として残りの引数を付けて実行されます。実行の前に、 ( -m オプションによって指定された) プログラムの Netgraph メッセージは、ノードに送信されます。プログラムは、フックに接続された、 ( -n によってクローズされないなら) 標準入力と標準出力で実行されます。
-e オプションが与えられないなら、標準入力に書き込まれたすべてのデータは、ノードに送信され、ノードから受信されたすべてのデータは、標準出力に送られます。 -m で指定されたメッセージは、ループに入る前に、ノードに送信されます。 nghook ユーティリティは、この場合に、 EOF が標準入力で検出されるとき、終了します。
オプションは、次の通りです:
- -a
- 生のバイナリの代わりに人間に読み込み可能なデコードされた ASCII 形式で、読み込まれた各パケットを出力します。
- -d
- デバッグの冗長レベルを増加します。
- -e
- 3 番目の引数によって指定されたプログラムを実行します。
- -l
- 標準出力にすべての受信されたデータ書き込むことに加えて、フックにすべての受信されたデータを戻すことを繰り返します。
- -m msg
- ( -e モードで) プログラムを実行する前に、与えられた ASCII 制御メッセージをノードに送信します。このオプションを、2 度以上、与えることができます。
- -n
- 標準入力からあらゆるデータを読み込むことを試みません。 nghook ユーティリティは、シグナルによって停止されるまで、ノードから読み込み続けます。
- -S
- デフォルトの 1 の代わりに出力のためにファイル記述子 0 を使用します。
- -s
- デフォルトの 0 の代わりに入力のためにファイル記述子 1 を使用します。
歴史
netgraph システムは、Whistle InterJet のためにカスタマイズされた FreeBSD 2.2 のバージョンで Whistle Communications, Inc. で設計され、最初に実装されました。作者
<archie@whistle.com>バグ
すべての入力は、バッファリングしないモードで読み込まれますが、入力のパケット化を制御する方法は、ありません。ノードが ( -m によって指定された) メッセージへの応答を送るなら、この応答は、失われます。
October 24, 2003 | FreeBSD |