NEXTBOOT(8) | FreeBSD System Manager's Manual | NEXTBOOT(8) |
名称
nextboot — 次のブートに対し、別のカーネルとブートフラグを指定書式
nextboot | [ -e variable=value][ -f][ -k kernel][ -o options] |
nextboot | -D |
解説
nextboot ユーティリティは、次にマシンがブートされるときのための代わりのカーネル、ブートフラグと、カーネル環境のいくつかの組み合わせを指定することを可能にします。 loader(8) が新規カーネルの情報を読み込むと、新規カーネルがマシンをハングさせてしまう場合に備えてこの情報は削除されます。その情報でリブートすると、マシンは自動的に直前の設定に戻します。オプションは、次の通りです:
- -D
- nextboot をこのオプション付きで起動すると、既存の nextboot 設定を削除します。
- -e variable=value
- このオプションは、提供される変数と値をカーネル環境に追加します。値は、 nextboot 設定に書き込まれたとき、引用されます。
- -f
- 正当性の確認を無効にします。正当性の確認とは、 nextboot 設定の書き込みを行う前にカーネルが実在することを確認することを言います。
- -k kernel
- このオプションにて、カーネルおよびモジュールのロード元であるカーネルディレクトリを、 /boot からの相対で指定します。
- -o options
- このオプションは、次のブートに使用されるカーネルフラグを渡すために使用します。
関連ファイル
- /boot/nextboot.conf
- nextboot 設定が書き込まれる、設定ファイル。
使用例
nextboot コマンドを使い、 GENERIC カーネルでブートさせるには:
nextboot -k GENERIC
通常のカーネルでシングルユーザモードに入るようにするには:
nextboot -o "-s" -k kernel
既存の次回ブート設定を削除するには:
nextboot -D
歴史
最初の nextboot マニュアルページは、 FreeBSD 2.2 で登場しました。同様の結果に達成するために、非常に異なるインタフェースを使用しました。nextboot の現在の形は、 FreeBSD 5.0 で登場しました。
作者
このマニュアルページは、 <gordon@FreeBSD.org>によって書かれました。バグ
nextboot コードは、 loader(8) で実装されています。非常に徹底的にテストされたコードではありません。私が Forth で記述した最初の成果でもあります。最後に、ファイルシステムをチェックする前にそこに書き込むといった、邪悪なことをしています。ファイルシステムを壊してしまっても、私を責めないでください。
January 31, 2012 | FreeBSD |