解説
ndis_events ユーティリティは、
ndis(4) ワイヤレス (無線) ネットワークのドライバによって生成されたイベントを listen (接続を受け付け) して、起こり得る処理のためにそれらを
wpa_supplicant(8) にリレー (中継) します。起こるかもしれない 3 つのイベントタイプは、メディアの接続と無線のインタフェースがネットワークに加入するか退去するときのような、イベントの切断と、メディア特有のイベントです。特に、WPA2 をサポートする
ndis(4) ドライバは、
wpa_supplicant(8) が適切に WPA2 の能力があるアクセスポイントと交信するために必要な PMKID 候補者情報を含むメディア特有のイベントを生成します。
ndis_events デーモンは、ルーティングソケットを通してインタフェース情報イベントを listen (接続を受け付け) することによって動作します。 ndis(4) インタフェースによって生成されるイベントを検出するとき、おそらく wpa_supplicant(8) が listen (接続を受け付け) しているループバックインタフェースで UDP パケットを通してそれを転送します。標準の wpa_supplicant(8) 配布は、それ自体の Windows®で使用するためのこのユーティリティのバージョンを含んでいます。 FreeBSD バージョンは、WMI の代わりに ioctl(4) とルーティングソケットインタフェースを使用することを除いて、 Windows®のものと同じ機能を実行します。
ndis_events の単一のインスタンスは、システムのいくつもの ndis(4) インタフェースのためのイベントをスキャンするために十分であることに注意してください。