MTEST(8) | FreeBSD System Manager's Manual | MTEST(8) |
名称
mtest — マルチキャストソケット操作をテストする書式
mtest |
解説
mtest ユーティリティは、マルチキャストソケット操作をテストするための小さなプログラムです。インタラクティブに (自動化されたテストの役に立つ) スクリプト化された入力ファイルの一部として次のコマンドを受け付けます:
- a ifname mac-addr
- インタフェース ifname でリンクレイヤグループアドレス mac-addr に結合します。グループアドレスは、コロン (':') 文字によって区切られた、IEEE 802 MAC 形式であるべきです。
- d ifname mac-addr
- インタフェース ifname のリンクレイヤグループアドレス mac-addr を退出します。
- m ifname 1/0
- インタフェース ifname の ALLMULTI モードを設定するか、またはリセットします。このオプションは、推奨されず、現在、no-op (無操作) です。
- p ifname 1/0
-
インタフェース
ifname のプロミスキャス (promiscuous) モードを設定するか、またはリセットします。
- j mcast-addr ifname [ source-addr]
-
名前
ifname があるインタフェースでマルチキャストアドレス
mcast-addr を結合します。
オプションのソース (発信元) source-addr が指定されるなら、ソース特有の結合が、実行されます。 mtest が既にマルチキャストアドレスに結合されているなら、ソースは、フィルタリストに追加されます。
- l mcast-addr ifname [ source-addr]
- アドレス ifname があるインタフェースでマルチキャストアドレス mcast-addr を退出します。ソース (発信元) source-addr が指定されるなら、そのソースだけが退出されます。
- i mcast-addr ifname n source-addr ...
- インタフェース ifname の mcast-addr のメンバシップがあるソケットを含有 (include) フィルタモードに設定し、 source-addr で始まる n ソース (発信元) を含有 (inclusion) フィルタリストに追加します。
- e mcast-addr ifname n source-addr ...
- インタフェース ifname の mcast-addr のメンバシップがあるソケットを排除 (exclude) フィルタモードに設定し、 source-addr で始まる n ソース (発信元) を排除 (exclusion) フィルタリストに追加します。
- t mcast-addr ifname source-addr
- インタフェース ifname の mcast-addr のメンバシップがあるソケットをソース (発信元) source-addr からトラフィックをブロックするように設定します。
- b mcast-addr ifname source-addr
-
インタフェース
ifname の
mcast-addr のメンバシップがあるソケットをソース (発信元)
source-addr からトラフィックを許可するように設定します。
- g mcast-addr ifname n
-
インタフェース
- f filename
- ファイル filename からコマンドを読み込みます。
- s n
- n 秒間スリープします。
- ?
- 正当なコマンドをリストします。
- q
- プログラムを終了します。
実装に関する注
mtest によって実装された各コマンドに関して、各引数のアドレスファミリは、同じでなければなりません。例えば、IPv4 マルチキャストメンバシップを IPv6 と混ぜることはできません。IPv6 をサポートするために、すべてのコマンドは、現在、インタフェースアドレスでなく、インタフェース名を受け付けるように変更されました。 IPv4 に関しては、プログラムは、インタフェース名に基づくプライマリ IP アドレスの検索を実行します。これは、プライマリ IP アドレスが割り当てられないなら、失敗するかもしれません。
関連項目
D. Thaler, B. Fenner, and B. Quinn, Socket Interface Extensions for Multicast Filters, RFC 3678.作者
April 29, 2009 | FreeBSD |