MKULZMA(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
MKULZMA(8) |
書式
mkulzma |
[ -v][ -o outfile][ -s cluster_size] infile |
解説
mkulzma ユーティリティは、
geom_uncompress(4) クラスが実行時に結果として生じるイメージを圧縮復元することができるように、ディスクイメージファイルを圧縮します。これは、読み込まれるごとに、データを復元するために必要ないくらか CPU 時間を犠牲にしてディスクイメージのサイズを著しく減少させる効果があります。
mkulzma ユーティリティは、2 つのフェーズで動作します:
- infile イメージは、クラスタに分割されます。各クラスタは、liblzma を使用して圧縮されます。
- 個々のクラスタを見つけることを可能にするヘッダとともに圧縮されたクラスタの結果として生じるセットは、出力ファイルに書き込まれます。
オプションは、次の通りです:
-
-o
outfile
-
出力ファイル
outfile の名前。デフォルトは、接尾辞
.ulzma がある入力名を使用することです。
-
-s
cluster_size
-
イメージをデフォルトで 16384 バイトの
cluster_size バイトのクラスタに分割します。
cluster_size は、512 バイトの倍数であるべきです。
-
-v
-
冗長なメッセージを表示します。
注
圧縮比は、主として使用されるクラスタサイズに依存します。大きなクラスタサイズ (16K 以上) について、典型的な圧縮比は、
lzma(1) で達成されたものよりわずか 1-2% 未満です。しかしながら、たとえ、そのクラスタから数バイトだけを読み込まなければならなくても、クラスが全体のクラスタを復元しなければならないので、大きなクラスタのサイズは、
geom_uncompress(4) クラスのより高いオーバヘッドを導くということを覚えておくべきです。
mkulzma ユーティリティは、ちょうど他のシェルスクリプトのようなイメージを“実行する”ことを可能にする、生成されたイメージの始めに短いシェルスクリプトを挿入します。それがロードされていないなら、スクリプトは、 geom_uncompress(4) クラスがロードされていないなら、それをロードし、 mdconfig(8) を使用して、 md(4) ディスクデバイスとしてイメージを設定し、スクリプトに最初の引数として提供されるマウントポイントで mount_cd9660(8) を使用して、自動的に、それをマウントしようと試みます。
終了ステータス
The
mkulzma utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.
作者
Maxim Sobolev <sobomax@FreeBSD.org>
Aleksandr Rybalko <ray@ddteam.net>