KLDLOAD(8) | FreeBSD System Manager's Manual | KLDLOAD(8) |
名称
kldload — カーネルにファイルをロードする書式
kldload | [ -nqv] file ... |
解説
kldload ユーティリティは、カーネルリンカを使用して、カーネルに file .ko をロードします。複数のモジュールが指定されるなら、いくらかが失敗したとしても、それらをすべてロードする試みが行われることに注意してください。 .ko 拡張名は、 kldload を使用して与えられたモジュールをロードするとき、強制的ではありません。もっとも、それを指定することは困ったことになりません。裸のファイル名が要求されるなら、それが、sysctl kern.module_path によって定義されるように、モジュールパスの中で見つけられる場合にだけ、それはロードされます。カレントディレクトリからモジュールをロードするためには、それは、完全なパスまたは相対的なパスとして指定されなければなりません。 kldload ユーティリティは、モジュールが裸のファイル名として要求されて、カレントディレクトリ中に存在しているなら、警告します。
次のオプションが利用可能です:
- -n
- 既にロードされているならモジュールをロードしようとしません。
- -v
- より冗長にします。
- -q
- あらゆる外部の警告を黙らせます。
注
カーネルのセキュリティレベル設定は、ロードされているか、または Operation not permitted を発行してアンロードされるモジュールを防ぐかもしれません。関連ファイル
- /boot/kernel
- ローダブルモジュールを含んでいるディレクトリ。モジュールは、 .ko の拡張子がなければなりません。
終了ステータス
The kldload utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.使用例
モジュール名でロードするためには:
> kldload foo
モジュールパスの中のファイル名でロードするためには:
> kldload foo.ko
相対的なパスでロードするためには:
> kldload ./foo.ko
完全なパスでロードするためには:
> kldload /boot/kernel/foo.ko
モジュールの自動的なロード
いくつかのモジュール (pf, ipfw, ipf など) は、対応する rc.conf(5) 文が使用されているとき、ブート時に自動的にロードされます。 loader.conf(5) に、それらを追加することでも、モジュールを自動的にロードできます。歴史
kldload ユーティリティは、 lkm インタフェースに取って代わり、 FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。作者
<dfr@FreeBSD.org>March 18, 2012 | FreeBSD |