名称

keyserv — 暗号化された秘密鍵を格納するサーバ

書式

keyserv

[ -d][ -D][ -n][ -p path][ -v]

解説

keyserv ユーティリティは、システムにログインされた各ユーザの暗号化された秘密鍵を格納のために使用されるデーモンです。これらの暗号鍵は、安全な NFS のような安全なネットワークサービスをアクセスするために使用されます。

通常は、デーモンが開始されるとき、root の鍵は、ファイル /etc/.rootkey から読み込まれます。これは、そばに誰もパスワードをタイプするひとがいないとき、電源障害のリブートの間に役に立ちます。

秘密鍵のないクライアントが keyserv を呼び出すなら、ユーザ nobody の鍵は、デフォルトの鍵の代わりに使用されます。

次のオプションが使用可能です:

-d

nobody のためのデフォルトの鍵の使用を無効にします。

-D

モードをデバッグで実行し、 keyserv へのすべての要求をログ記録します。

-n

root の秘密鍵は、 /etc/.rootkey から読み込まれません。代わりに、 keyserv は、 /etc/publickey データベースに格納される root の鍵を復号化するパスワードのためのプロンプトを出し、次に、将来の使用のために /etc/.rootkey に復号化された鍵を格納します。このオプションは、 /etc/.rootkey ファイルの期限が切れるか、または壊れた場合に、役に立ちます。

-p path

libdes.so.3 を検索する場所を指定します。デフォルトは、 /usr/lib です。

-v

(有効にされた/無効にされた) DES サポートの状態を表示します。

関連ファイル

/etc/.rootkey

/usr/lib/libdes.so.3

関連項目

keylogin(1), keylogout(1), publickey(5)