IASL(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
IASL(8) |
名称
iasl —
Intel ACPI コンパイラ/逆コンパイラ
書式
iasl |
[ -2cefghl][ -b type][ -d file][ -dc file][ -hc][ -hr][ -i type][ -ln][ -ls][ -oa][ -of][ -oi][ -on][ -ot][ -p prefix][ -s type][ -t type][ -vi][ -vo][ -vr][ -vs][ -x level][ -w level] input-file |
解説
iasl ユーティリティは ACPI Source Language (ASL) と ACPI Machine Language (AML) のためのコンパイラ/逆コンパイラです。
iasl の主要な特徴には次を含んでいます:
- ASL 文法要素と演算子を含む ACPI 3.0b 仕様の完全なサポート。
- 特に制御方式の領域で、大規模なコンパイラ構文とセマンティックエラーのチェック。これは、AML コードが実際にインタプリタで解釈されるまで発見されないエラーの数を減少させます (すなわち、コンパイル時のエラーのチェックは実行のエラーの数を減少させます)。
- 混ぜられたソースでフォーマットされたリストファイル、いくつかのタイプの AML ファイル、およびエラーメッセージを含む複数のタイプの出力ファイル。
オプション
-
-2
-
ACPI 2.0 互換の ASL コードを出力します。
-
-b
-Sm
p |
t |
b Sm
-
コンパイラデバッグ/トレースファイル (
*.txt) を作成します。タイプ: 解析/ツリー/両方。
-
-c
-
解析だけで、出力を生成しません。
-
-d
file
-
AML を ASL ソースコードファイル (
*.dsl) に逆アセンブルします。
-
-dc
file
-
AML を逆アセンブルして、すぐに、それをコンパイルします。 (入力ファイルがないなら、現在のシステムから DSDT を取得してください。)
-
-e
-
未定義のシンボルのために
External() 文を生成します。
-
-f
-
エラーを無視して、強制的に (複数の) AML 出力ファイルを作成します。
-
-g
-
ACPI テーブルを取得し、ファイル (
*.dat) に書き込みます。
-
-h
-
追加ヘルプとコンパイラデバッグオプションを表示します。
-
-hc
-
定数式で許された演算子を表示する。
-
-hr
-
ACPI 予約メソッド名を表示します。
-
-i
-Sm
a |
c Sm
-
アセンブラか C インクルードファイル (
*.inc か
*.h) を作成します。
-
-l
-
混合リストファイル (ASL ソースと AML) (
*.lst) を作成します。
-
-ln
-
名前空間ファイル (
*.nsp) を作成します。
-
-ls
-
混合したソースファイル (拡張インクルード) (
*.src) を作成します。
-
-oa
-
すべての最適化 (互換性モード) を無効にします。
-
-of
-
定数折りたたみを無効にします。
-
-oi
-
0/1/1 (Zero/One/Ones) 整数最適化を無効にします。
-
-on
-
名前付き参照文字列最適化を無効にします。
-
-ot
-
コンパイル時間を表示します。
-
-p
prefix
-
(
.aml を含んで) すべての出力ファイルのファイル名接頭辞を指定します。
-
-s
-Sm
a |
c Sm
-
アセンブラか C ソースファイル (
*.asm か
*.c) で AML を作成します。
-
-t
a|c
-
アセンブラか C 16 進数テーブル (
*.hex) で AML を作成します。
-
-vi
-
IDE での使用のために冗長なエラーと警告を行います。
-
-vo
-
最適化コメントを有効にします。
-
-vr
-
リマークを無効にします。
-
-vs
-
signon を無効にします。
-
-x
level
-
トレース出力のためのデバッグレベルを設定します。
-
-w
level
-
警告レベルを設定します。
歴史
iasl ユーティリティは Intel ACPI-CA で提供されています。それは
FreeBSD 5.2 ではじめて登場しました。
作者
iasl ユーティリティは
Intel によって書かれました。このマニュアルページは
Nate Lawson によって書かれました。