GGATEC(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
GGATEC(8) |
名称
ggatec —
GEOM Gate ネットワーククライアントと制御ユーティリティ
書式
ggatec |
create [ -n][ -v][ -o ro | wo | rw][ -p port][ -q queue_size][ -R rcvbuf][ -S sndbuf][ -s sectorsize][ -t timeout][ -u unit] host path |
ggatec |
rescue [ -n][ -v][ -o ro | wo | rw][ -p port][ -R rcvbuf][ -S sndbuf] -u unit host path |
ggatec |
destroy [ -f] -u unit |
ggatec |
list [ -v][ -u unit] |
解説
ggatec ユーティリティは GEOM Gate クラスのためのネットワーククライアントです。それは
ggate デバイスの作成、および
geom_gate.ko カーネルモジュールと
ggated(8) ネットワークデーモンの間の I/O 要求を転送する責任があります。利用可能なコマンドは次の通りです:
-
create
-
与えられた
ggated(8) デーモンに接続して、与えられたリモートファイルかデバイスに関連する
ggate プロバイダを作成します。
-
rescue
-
ggatec プロセスが死んだか、kill されたなら、利用者は
ggated(8) デーモンに新しい接続を作成し、保留中 (pending) と今後の要求を取り扱う、このコマンドで状況を保存することができます。
-
destroy
-
与えられた
ggate プロバイダを破壊します。
-
list
-
ggate プロバイダをリストします。
利用可能なオプションは次の通りです:
-
-f
-
強制的に、(すべての保留中の要求をキャンセルして)
ggate プロバイダを破壊します。
-
-n
-
TCP ソケットで
TCP_NODELAY オプションを使用しません。
-
-o
ro |
wo |
rw
-
ファイルまたはデバイスをオープンするとき使用するパーミッションを指定します: 読み込み専用 (
ro), 書き込み専用 (
wo) または読み込み書き込み (
rw) です。デフォルトは
rw です。
-
-p
port
-
リモートホストで接続するポート。デフォルトは 3080 です。
-
-q
queue_size
-
キャンセルされ始める前にそれをキューに入れることができる保留中の I/O 要求の数。デフォルトは 1024 です。
-
-R
rcvbuf
-
使用する受信バッファのサイズ。デフォルトは 131072 (128kB) です。
-
-S
sndbuf
-
使用する送信バッファのサイズ。デフォルトは 131072 (128kB) です。
-
-s
sectorsize
-
ggate プロバイダのためのセクタサイズ。指定されていないなら、それはデバイスから取られるか、またはファイルのために 512 バイトに設定します。
-
-t
timeout
-
I/O 要求がキャンセルされる前にウェートする (待つ) 秒の数。 0 はタイムアウトを意味しません。デフォルトは 0 です。
-
-u
unit
-
使用するユニット番号。
-
-v
-
fork しないで、フォアグランドで実行し、標準出力にデバッグ情報を印刷 (表示) します。
-
host
-
接続するリモートホスト。
-
path
-
通常のファイルかデバイスへのパス。
終了ステータス
終了ステータスは、成功すれば 0、コマンドが失敗するなら 1 です。失敗に関する詳細を得るためには、
ggatec は
-v オプションを付けて呼び出されるべきです。
使用例
リモートホストから CD-ROM デバイスを使用します。
server# cat /etc/gg.exports
client RO /dev/acd0
server# ggated
client# ggatec create -o ro server /dev/acd0
ggate0
client# mount_cd9660 /dev/ggate0 /cdrom
作者
ggatec ユーティリティと同様にこのマニュアルページは、
Pawel Jakub Dawidek <pjd@FreeBSD.org>によって書かれました。