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GCACHE(8)
GCACHE(8) FreeBSD System Manager's Manual GCACHE(8)

名称

gcacheCACHE GEOM クラスのための制御ユーティリティ

書式

gcache create [ -v][ -b blocksize][ -s size] name prov

gcache configure [ -v][ -b blocksize][ -s size] name

gcache destroy [ -fv] name

gcache label [ -v][ -b blocksize][ -s size] name prov

gcache stop [ -fv] name ...

gcache clear [ -v] prov ...

gcache dump prov ...

gcache list

gcache status [ -s name]

gcache load [ -v]

gcache unload [ -v]

解説

gcache ユーティリティは、消費側に固定サイズの読み込み要求を送信することによって、読み込み性能をスピードアップすることができる、GEOM キャッシュを制御するために使用されます。単一のディスクの構成部品が 8k の読み込み要求のみを得て、その結果、事実上高い負荷の下でディスクの性能を台無しにするところで、 8 つのデータ構成要素がある RAID3 配列に存在している 64k ブロックサイズ FS のひどい読み込み性能の問題を解決するために開発されました。

2 つの異なったメソッドを使用してキャッシュを設定することができます: “manual”または“automatic”です。“manual”メソッドを使用するとき、メタデータは、デバイスに格納されないので、キャッシュされたデバイスは、それが必要であるときはいつも、手動で設定されなければなりません。“automatic”メソッドは、デバイスを検出するためにディスク上のメタデータを使用します。いったんデバイスがラベル付けされると、それらは、自動的に検出されて、設定されます。

gcache への最初の引数は、実行される動作を示します:

create
指定された name で与えられたデバイスをキャッシュします。これは、“manual”メソッドです。カーネルモジュール geom_cache.ko は、それがまだロードされていないなら、ロードされます。
label
指定された name で与えられたデバイスをキャッシュします。これは、メタデータがデバイスことに最後のセクタに格納される“automatic”メソッドです。カーネルモジュール geom_cache.ko は、それがまだロードされていないなら、ロードされます。
stop
name によって、既存のキャッシュデバイスをオフにします。このコマンドは、ディスク上のメタデータを変更しません!
destroy
stop と同じです。
clear
与えられたデバイスのメタデータをクリアします。
dump
与えられたデバイスの格納されたメタデータをダンプします。
list
geom(8) を参照してください。
status
geom(8) を参照してください。
load
geom(8) を参照してください。
unload
geom(8) を参照してください。

追加オプションは、次の通りです:

-f
指定されたキャッシュデバイスを強制的に取り外します。
-v
より冗長にします。

SYSCTL 変数

CACHE GEOM のクラスの振る舞いを制御するために、次の sysctl(8) 変数を使用することができます。デフォルト値は、各変数の横に表示されています。
kern.geom.cache.used_hi: 20
kern.geom.cache.used_lo: 5
kern.geom.cache.idletime: 5
kern.geom.cache.timeout: 10
kern.geom.cache.enable: 1
kern.geom.cache.debug: 0
CACHE GEOM のクラスのレベルをデバッグします。 0 と 3 (包括的) の数の間にこれを設定することができます。 0 に設定されるなら、最小量のデバッグ情報が印刷され、3 に設定されるなら、最大量のデバッグ情報が印刷されます。

終了ステータス

終了ステータスは、成功すれば、0 で、コマンドが失敗するなら、1 です。

関連項目

geom(4), geom(8)

歴史

gcache ユーティリティは、 FreeBSD 7.0 で登場しました。

作者

Ruslan Ermilov <ru@FreeBSD.org>
January 3, 2010 FreeBSD