BSDCONFIG(8) |
FreeBSD System Manager's Manual |
BSDCONFIG(8) |
名称
bsdconfig —
システム設定ユーティリティ
書式
bsdconfig |
[ OPTIONS][ command [ OPTIONS]] |
解説
bsdconfig は、既存のシステムの設定を変更することと同様に新しいシステムのための両方に多くのシステム設定をセットアップするために使用されます。
オプションとして bsdconfig は、引数としてコマンドを取ります。引数なしで呼び出されるなら、それは、利用可能なモジュールをリストする対話型のメニューのリストを提示します。
次のオプションが利用可能です:
-
-d
-
実行しているとき、標準出力に多くのデバッグの情報を提供します。
-
-D
file
-
デバッグの情報をファイルに送ります。ファイルがプラス記号で始まるなら、デバッグ情報は、標準出力とファイルの (マイナス、先導するプラス) 両方に送られます。
-
-f
file
-
スクリプトとして
file をロードして、終了します。複合の発生があるなら、プログラムは、最後の発生の後のみ終了します。
file が単一のダッシュ (‘
-’) であるなら、
bsdconfig は、標準入力から読み込みます。
-
-h
-
使用法の文を印刷 (表示) して、終了します。
-
-S
-
安全な X11 モード (
-X を意味する)。ルートとして、常に、プロンプトを出し、開始の前に
sudo(8) ユーザ名/パスワードを有効にします。
-
-X
-
dialog(1) の代わりに
Xdialog(1) を使用します。
コマンド
(アルファベット順にソートされた) 次のコマンドは、現在、すぐに追加されるより多くのものがある、基本的な
bsdconfig プログラムに含まれています。下記の
追加コマンド セクションに説明されるように、他のコマンドを追加することができ、一旦追加されると、
-h リストと同様にマスタメニューにも現われます。
-
console
-
システムコンソールの振る舞いをカスタマイズするユーティリティ。
-
defaultrouter
-
ネットワーキングの下でのデフォルトのルータ/ゲートウェイのメニューへのショートカット。
-
diskmgmt
-
ディスクパーティションおよびラベルを管理する。
sade(8) を実行します。
-
docsinstall
-
FreeBSD 文書のセットのインストール/再インストールを許可するために
bsdinstall docsinstall サブユーティリティを実行します。
-
dot
-
bsdconfig メニュー、インクルードとショートカット構造体関連を視覚化する (stdout に印刷される) graphviz
dot(1) 言語ファイルを生成します。より詳しい情報については、“bsdconfig dot -h”を参照してください。
-
groupadd
-
groupmgmt の下での Add Group メニューへのショートカット。
-
groupdel
-
groupmgmt の下での Delete Group メニューへのショートカット。
-
groupedit
-
groupmgmt の下での Edit/View Group メニューへのショートカット。
-
groupmgmt
-
Group Account を Add/Change/View/Delete するユーティリティ。
-
hostname
-
ネットワーキングの下での Hostname/Domain メニューへのショートカット。
-
kern_securelevel
-
セキュリティの下での kern.securelevel メニューへのショートカット。
-
mouse
-
コンソールマウスサポートを設定し、検索し、有効にするためのユーティリティ。
-
mouse_disable
-
マウスの下での Disable メニューへのショートカット。
-
mouse_enable
-
マウスの下での Enable メニューへのショートカット。
-
mouse_flags
-
マウスの下での Flag メニューへのショートカット。
-
mouse_port
-
マウスの下での Port メニューへのショートカット。
-
mouse_type
-
マウスの下での Type メニューへのショートカット。
-
nameservers
-
ネットワーキングの下での DNS Nameserver メニューへのショートカット。
-
netdev
-
ネットワーキングの下での Network Interface メニューへのショートカット。
-
networking
-
Hostname/Domain, Network Interfaces, Default Router/Gateway と DNS Nameserver を設定/変更するユーティリティ。
-
packages
-
パッケージ化されたソフトウェアを閲覧、インストール、アンインストールまたは再インストールします。
-
password
-
システム管理者 (root) のパスワードを設定します。
-
security
-
様々なシステムセキュリティの設定を設定します。
-
startup
-
システム起動時の様々な状況を設定します。
-
startup_misc
-
様々な起動時の下での Miscellaneous Startup Services メニューへのショートカット。
-
startup_rcadd
-
起動時の View/Edit Startup Configuration メニュー (startup_rcconf) の下での Add New メニューへのショートカット。
-
startup_rcconf
-
起動時の下での View/Edit Startup Configuration メニューへのショートカット。
-
startup_rcdelete
-
起動時の View/Edit Startup Configuration メニュー (startup_rcconf) の下での Delete メニューへのショートカット。
-
startup_rcvar
-
起動時の下での Toggle Startup Services メニューへのショートカット。
-
syscons_font
-
コンソールの下での Font メニューへのショートカット。
-
syscons_keymap
-
コンソールの下での Keymap メニューへのショートカット。
-
syscons_repeat
-
コンソールの下での Repeat メニューへのショートカット。
-
syscons_saver
-
コンソールの下での Saver メニューへのショートカット。
-
syscons_screenmap
-
コンソールの下での Screenmap メニューへのショートカット。
-
syscons_ttys
-
コンソールの下での Tty メニューへのショートカット。
-
timezone
-
ローカルマシンの地域のタイムゾーンを設定します。
-
ttys
-
好みのエディタで
ttys(5) データベースを編集します。
-
useradd
-
usermgmt の下での Add User メニューへのショートカット。
-
userdel
-
usermgmt の下での Delete User メニューへのショートカット。
-
useredit
-
usermgmt の下での Edit/View User メニューへのショートカット。
-
usermgmt
-
User Account を Add/Edit/View/Delete するユーティリティ。
国際化
i18n 機能は、
bsdconfig に組み込まれ、それらが利用可能になるとともに、言語固有の変換ファイルに追加されます。言語固有の変換ファイルがない状態では、デフォルトの (en_US.ISO8859-1) ファイルが使用されます。
追加コマンド
後で文書化されること。 INDEX ファイルの文書 menu_selection="command|*"構文。
環境変数
次の環境変数は、
bsdconfig の実行に影響します:
-
LANG
-
LANG が設定されるなら、メッセージとインデックス情報は、 messages.$LANG と INDEX.$LANG と名前が付けられたファイルから読み込まれ、 messages.$LANG と INDEX.$LANG が存在しないなら、 messages と INDEX と名前が付けられたファイルに戻ります。 LANG は、LC_ALL に優先します。
-
LC_ALL
-
LC_ALL が設定されるなら、メッセージとインデックス情報は、 messages.$LC_ALL と INDEX.$LC_ALL と名前が付けられたファイルから読み込まれ、 messages.$LC_ALL と INDEX.$LC_ALL が存在しないなら、 messages と INDEX と名前が付けられたファイルに戻ります。
関連ファイル
/usr/share/examples/bsdconfig/bsdconfigrc を $HOME/.bsdconfigrc にコピーして、必要に応じてカスタマイズすることができます。
終了ステータス
The
bsdconfig utility exits 0 on success, and >0 if an error occurs.
歴史
bsdconfig は、
FreeBSD 9.2 ではじめて登場しました。
作者
Ron McDowell
Devin Teske <dteske@FreeBSD.org>
バグ
docsinstall と diskmgmt モジュールは、bsdinstall を呼び出します。これらのモジュールで見つかったバグは、
bsdconfig ではなく、bsdinstall のものと見なすべきです。