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TMPFS(5)
TMPFS(5) FreeBSD File Formats Manual TMPFS(5)

名称

tmpfs効率的なメモリファイルシステム

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

options TMPFS

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

tmpfs_load="YES"

解説

tmpfs ドライバは、 FreeBSD カーネルが tmpfs ファイルシステムにアクセスすることを可能にします。

オプション

次のオプションが、 tmpfs ファイルシステムをマウントするとき、利用可能です:
gid
ファイルシステムのルートの i ノードのグループ ID を指定します。デフォルトは、マウントポイントの GID です。
uid
ファイルシステムのルートの i ノードのユーザ ID を指定します。デフォルトは、マウントポイントの UID です。
mode
ファイルシステムのルートの i ノードのモード (8 進表記の) を指定します。デフォルトは、マウントポイントのモードです。
inodes
ファイルシステムに利用可能なノードの最大数を指定します。指定されないなら、ファイルシステムは、 size オプションで制限できるファイルシステムサイズに基づく妥当な最大値を選択します。
size
バイト単位の合計ファイルシステムサイズを指定します。 0 (デフォルト) または SIZE_MAX - PAGE_SIZE より大きな値が与えられると、 (主記憶装置とスワップ領域を含んで) 利用可能なメモリ容量が使用されます。
maxfilesize
バイト単位で最大のファイルサイズを指定します。デフォルトは、最大の指定可能な値です。

使用例

tmpfs メモリファイルシステムをマウントするためには:

mount -t tmpfs tmpfs /tmp

歴史

tmpfs ドライバは、 FreeBSD 7.0 ではじめて登場しました。

作者

tmpfs カーネル実装は、Google SoC プロジェクトとして、 Julio M. Merino Vidal <jmmv@NetBSD.org>によって書かれました。

Rohit Jalan とその他が NetBSD から FreeBSD に移植しました。

このマニュアルページは、 Xin LI <delphij@FreeBSD.org>によって書かれました。

バグ

いくつかのファイルシステムマウント時間のオプションは、よくサポートされていません。
April 23, 2012 FreeBSD