FORWARD(5) | FreeBSD File Formats Manual | FORWARD(5) |
名称
forward — メール転送指令解説
.forward ファイルは、ユーザのメールが転送されるメールアドレスまたはプログラムのリストを含んでいます。ファイルが存在しないなら、メールの転送は、行われません。また、メールは、通常のシェルのパイプのシンボル (|) を行の前に付けることによって標準入力としてプログラムへ転送されます。引数がコマンドに渡されるなら、すべての行は、引用で囲まれるべきです。セキュリティの理由のために、 .forward ファイルは、メールが送られているユーザ、または root によって所有されていなければならず、ユーザのシェルは、 /etc/shells にリストされていなければなりません。例えば、 .forward ファイルが次の行を含んでいるなら:
nobody@FreeBSD.org "|/usr/bin/vacation nobody"
メールは、<nobody@FreeBSD.org>と単一の引数 nobody を付けてプログラム /usr/bin/vacation に転送されます。
ローカルユーザのアドレスの前にバックスラッシュ文字が付けられているなら、メールは、さらなる転送を回避して、ユーザのメールスプールファイルに直接配送されます。
例えば、ユーザ chris に次の行を含んでいる .forward ファイルがあったなら:
chris@otherhost \chris
メールの 1 つのコピーは、 chris@otherhost に転送され、別のコピーは、ローカルユーザ chris に対するメールとして保持されます。
関連ファイル
- $HOME/.forward
- ユーザの転送指令
July 2, 1996 | FreeBSD |