VTNET(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | VTNET(4) |
名称
vtnet — VirtIO イーサネットドライバ書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device if_vtnet
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
if_vtnet_load="YES"
解説
vtnet デバイスドライバは、VirtIO イーサネットデバイスのサポートを行います。ハイパバイザ (hypervisor) がアプリシエイト (appreciate) 機能を通知するなら、 vtnet ドライバは、インタフェース MTU 設定を通して設定することができる、ジャンボフレーム (最大 9216 バイト) と同様に、マルチキャストハッシュフィルタと同様に、送信と受信の両方のための TCP/UDP チェックサムオフロード TCP セグメンテーションオフロード (TSO)、 TCP 大きな受信オフロード (LRO)、とハードウェア VLAN タグの取り外し/挿入機能をサポートします。 ifconfig(8) ユーティリティで 1500 バイト以上の MTU を選択することは、ジャンボフレームを受信して送信するためのアダプタを設定します。
このデバイスの設定に関する詳細については、 ifconfig(8) を参照してください。
ローダ調整変数
カーネルをブートする前の loader(8) プロンプトで、または loader.conf(5) に格納して、次の調整変数を設定することができます。- hw.vtnet.csum_disable
- hw.vtnet. X .csum_disable
- この調整可変数は、チェックサムオフロードの受信と送信を無効にします。デフォルト値は、0 です。
- hw.vtnet.tso_disable
- hw.vtnet. X .tso_disable
- この調整可変数は、TSO を無効にします。デフォルト値は、0 です。
- hw.vtnet.lro_disable
- hw.vtnet. X .lro_disable
- この調整可変数は、LRO を無効にします。デフォルト値は、0 です。
- hw.vtnet.mq_disable
- hw.vtnet. X .mq_disable
- この調整変数は、マルチキュー (多重待ち行列) を無効にします。デフォルト値は、0 です。
- hw.vtnet.mq_max_pairs
- hw.vtnet. X .mq_max_pairs
- この調整変数は、送信と受信のキューのペアの最大の数を設定します。複数のキューは、マルチキュー (多重待ち行列) の機能が交渉されるときのみ、サポートされます。このドライバは、最高 8 つのキューのペアをサポートしています。使用されたキューのペアの数は、ドライバとハイパーバイザ (hypervisor) によってサポートされた最大、ゲスト中に存在する CPU の数と 0 でないなら、この調整変数のより小さいものです。デフォルト値は、0 です。
歴史
vtnet ドライバは、 <bryanv@FreeBSD.org>によって書かれました。それは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。警告
vtnet ドライバは、ハイパバイザがマージ可能なバッファの機能を通知するときのみ、 LRO をサポートします。January 22, 2012 | FreeBSD |