USB_QUIRK(4) | FreeBSD Kernel Interfaces Manual | USB_QUIRK(4) |
名称
usb_quirk — USB quirk モジュール書式
このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:
device usb
もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:
usb_quirk_load="YES"
解説
usb_quirk モジュールは、 usbconfig(8) で USB デバイスのための quirk の動的な追加と削除のサポートを行います。一般的な quirk:
- UQ_AUDIO_SWAP_LR
- 左右のチャネルをスワップします。
- UQ_AU_INP_ASYNC
- 入力は、適応できる主張 (claim) にもかかわらず async です
- UQ_AU_NO_FRAC
- 断片的なサンプルのために調整しません
- UQ_AU_NO_XU
- オーディオデバイスには、壊れている増設ユニットがあります
- UQ_BAD_ADC
- 悪いオーディオ仕様バージョン番号
- UQ_BAD_AUDIO
- デバイスは、オーディオのクラスを要求しますが、ありません
- UQ_BROKEN_BIDIR
- プリンタには、壊れている bidir モードがあります
- UQ_BUS_POWERED
- デバイスは、主張 (claim) にもかかわらず、電源付きバスです
- UQ_HID_IGNORE
- デバイスは、hid クラスによって無視されるべきです
- UQ_KBD_IGNORE
- デバイスは、kbd クラスによって無視されるべきです
- UQ_KBD_BOOTPROTO
- デバイスは、ブートプロトコルを設定するべきです
- UQ_UMS_IGNORE
- デバイスは、ums クラスによって無視されるべきです。
- UQ_MS_BAD_CLASS
- 適切に識別しません
- UQ_MS_LEADING_BYTE
- マウスは、未知の先導するバイトを送ります
- UQ_MS_REVZ
- マウスには、逆にされた Z-軸があります
- UQ_NO_STRINGS
- 文字列記述子は、壊れています
- UQ_POWER_CLAIM
- ハブは、電源状態について嘘をつく
- UQ_SPUR_BUT_UP
- 偽のマウスボタンを放したイベント
- UQ_SWAP_UNICODE
- 交換されたいくつかのユニコード文字列がある
- UQ_CFG_INDEX_1
- デフォルトで設定インデックス 1 を選択する
- UQ_CFG_INDEX_2
- デフォルトで設定インデックス 2 を選択する
- UQ_CFG_INDEX_3
- デフォルトで設定インデックス 3 を選択する
- UQ_CFG_INDEX_4
- デフォルトで設定インデックス 4 を選択する
- UQ_CFG_INDEX_0
- デフォルトで設定インデックス 0 を選択する
- UQ_ASSUME_CM_OVER_DATA
- cm オーバデータ機能を仮定する
USB マスストレージ quirks:
- UQ_MSC_NO_TEST_UNIT_READY
- TUR の代わりに start/stop を送信する
- UQ_MSC_NO_RS_CLEAR_UA
- Unit Att をリセットしません
- UQ_MSC_NO_START_STOP
- start/stop をサポートしません
- UQ_MSC_NO_GETMAXLUN
- 最大 LUN の取得をサポートしません
- UQ_MSC_NO_INQUIRY
- 偽の一般的な inq 応答
- UQ_MSC_NO_INQUIRY_EVPD
- inq EVPD をサポートしません
- UQ_MSC_NO_SYNC_CACHE
- sync キャッシュをサポートしません
- UQ_MSC_SHUTTLE_INIT
- Shuttle init シーケンスを要求する
- UQ_MSC_ALT_IFACE_1
- 代替インタフェース 1 に切り替える
- UQ_MSC_FLOPPY_SPEED
- フロッピディスク速度 (20kb/s) にする
- UQ_MSC_IGNORE_RESIDUE
- 残留 (residue) を間違える
- UQ_MSC_WRONG_CSWSIG
- 間違った CSW 署名を使用する
- UQ_MSC_RBC_PAD_TO_12
- pad RBC 要求を 12 バイトにする
- UQ_MSC_READ_CAP_OFFBY1
- 最大秒ではなく、セクタカウントをレポートする
- UQ_MSC_FORCE_SHORT_INQ
- full inq をサポートしません
- UQ_MSC_FORCE_WIRE_BBB
- BBB 配線プロトコルを強制する
- UQ_MSC_FORCE_WIRE_CBI
- CBI 配線プロトコルを強制する
- UQ_MSC_FORCE_WIRE_CBI_I
- int. 配線プロトコルで CBI を強制する
- UQ_MSC_FORCE_PROTO_SCSI
- SCSI コマンドプロトコルを強制する
- UQ_MSC_FORCE_PROTO_ATAPI
- ATAPI コマンドプロトコルを強制する
- UQ_MSC_FORCE_PROTO_UFI
- UFI コマンドプロトコルを強制する
- UQ_MSC_FORCE_PROTO_RBC
- RBC コマンドプロトコルを強制する
3G Datacard (u3g) quirks:
- UQ_MSC_EJECT_HUAWEI
- Huawei USB コマンドの後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_SIERRA
- Sierra USB コマンドの後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_SCSIEJECT
- SCSI イジェクトコマンド 0x1b0000000200 の後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_REZERO
- SCSI rezero コマンド 0x010000000000 の後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_ZTESTOR
- ZTE SCSI コマンド 0x850101011801010101010000 の後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_CMOTECH
- C-motech SCSI コマンド 0xff52444556434847 の後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_WAIT
- イジェクトするデバイスをウェートする
- UQ_MSC_EJECT_SAEL_M460
- Sael USB コマンドの後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_HUAWEISCSI
- Huawei SCSI コマンド 0x11060000000000000000000000000000 の後にイジェクトする
- UQ_MSC_EJECT_TCT
- TCT SCSI コマンド 0x06f504025270 の後にイジェクトする
使用例
ugen0.3 で USB デバイスとして現れる u3g デバイスをアタッチした後に:
usbconfig -d ugen0.3 add_quirk UQ_MSC_EJECT_WAIT
関連項目
usbconfig(8)歴史
usb_quirk モジュールは、 FreeBSD 8.0 で登場し、 <hselasky@FreeBSD.org>によって書かれました。このマニュアルページは、 <n_hibma@FreeBSD.org>によって書かれました。April 21, 2013 | FreeBSD |