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UFOMA(4)
UFOMA(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual UFOMA(4)

名称

ufomaUSB モバイル (携帯) 電話のサポート

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device usb
device ucom
device ufoma

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

ufoma_load="YES"

解説

ufoma ドライバは、NTT DoCoMo 3G システム端末、FOMA によって採用されている、 Mobile Computing Promotion Consortium USB Implementation Guideline の部分集合の USB モバイル電話端末のサポートを行います。それらは、 umodem(4) によってサポートされている、CDC ACM モデルベースのモデムに部分的に似ていますが、 ufoma ドライバは、その役割とインタフェース構造について記述する特有の USB 記述子を認識し、デバイスがオープンされているとき、その役割をネゴシエート (交渉) します。それらは、通常の AT コマンドセットをサポートし、コマンドは、データストリームと共に多重送信されるか、または個別のパイプを通して操作することができます。後者の場合に、AT コマンドは、データデバイスから個別のデバイスで与えられなければなりません。

デバイスは、 tty(4) のように振る舞う、 ucom(4) ドライバを通してアクセスされます。

SYSCTL

これらのデバイスは、しばしば、いくつかのインタフェースセットがあり、これらのインタフェースには、時々多重送信されたそれらの役割があります。これらの役割は、次の sysctl MIB と同一です:
dev.ucom.%d.supportmode
インタフェースによってサポートされるモード。
dev.ucom.%d.currentmode
インタフェースの現在のモード。
dev.ucom.%d.openmode
デバイスが次にオープンされるときに、推移するモード。
モードは、次の通りです:
modem
AT コマンドを受け付け、パケット通信データを渡します。
handsfree
AT コマンドを受け付けますが、データを渡しません。
obex
電話帳などを交換するのに使用される OBEX フレームを受け付けます。
vendor1, vendor2
ベンダ特有のデータが渡されます。
deactivated
インタフェースがシステムによって認識されますが、使用されないとき、インタフェースは、このモードに設定されます。
unlinked
インタフェースがまだネゴシエート (交渉) されていないとき、インタフェースは、このモードです。

ハードウェア

ufoma ドライバによってサポートされるデバイスは、次の通りです:

  • SHARP FOMA SH902i
  • KYOCERA PHS AH-K3001V (a.k.a Kyopon)
  • SANYO Vodafone3G V801SA

関連項目

次で仕様を見つけることができます:

  • http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/document/foma/index.html
  • http://www.mcpc-jp.org/doclist.htm

tty(4), ucom(4), umodem(4), usb(4)

歴史

ufoma ドライバは、 umodem(4) コードから部分的に派生し FreeBSD 7.0 で登場しました。

バグ

多重送信されたコマンドとデータのインタフェースとコマンドだけのインタフェースは、サポートされます。
November 20, 2011 FreeBSD