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SND_MAESTRO3(4)
SND_MAESTRO3(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual SND_MAESTRO3(4)

名称

snd_maestro3ESS Maestro3/Allegro-1 ブリッジデバイスドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device sound
device snd_maestro3

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

snd_maestro3_load="YES"

解説

snd_maestro3 ドライバは、PCM フレームワークの下で ESS Maestro3 と Allegro-1 サウンドチップのサポートを行います。これらのチップは、ほとんどのラップトップコンピュータで見られ、 AC97 ミキサ、ハードウェア中の最大 4 つのデジタルオーディオストリームをミックスすることができるマルチチャネルサンプルレートコンバータ、録音のサポート、および外部のボリュームコントロールボタンの機能があります。

サウンドプロセッサのためのファームウェアは GNU Public License の下で認可されています、そのため、このドライバはデフォルトの GENERIC カーネルに含まれていません。

ハードウェア

snd_maestro3 ドライバは、次のオーディオデバイスをサポートします:

  • ESS Technology Allegro-1
  • ESS Technology Maestro3

診断

ハードウェアボリューム制御ボタンはメーカによって、チップ上で設定する (GPIO または GD) 2 つの異なったピンを接続することができます。ドライバにはこの設定を決定する方法がないので、ヒントはデフォルト推測を上書きするために使用されるかもしれません。ハードウェアボリューム制御のためのデフォルト設定は、GD ピンがハードウェアボリュームを制御するための配線と仮定します。 GPIO ピンをハードウェアボリューム制御ボタンに配線するシステムでは、デフォルト設定を上書きするためにはファイル /boot/device.hints に行“ hint.pcm.0.hwvol_config="0"”を追加します。

関連項目

sound(4), loader.conf(5)

歴史

snd_maestro3 ドライバは、 FreeBSD 4.3 ではじめて登場しました。

作者

Scott Long <scottl@FreeBSD.org> Darrel Anderson <anderson@cs.duke.edu>
December 15, 2005 FreeBSD