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PPC(4)
PPC(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual PPC(4)

名称

ppcパラレルポートチップセット (Parallel Port Chipset) ドライバ

書式

device ppc

/boot/device.hints 中で:
hint.ppc.0.at="isa"
hint.ppc.0.irq="7"

1 つ以上の PPBUS バスのために:
device ppbus

解説

ppc ドライバは、 ppbus(4) システムのための様々なパラレルポートチップセットの低レベルのサポートを提供しています。

プローブのフェーズの間に、 ppc は、パラレルポートチップセットを検出し、それらの操作のモードにしたがってプライベートデータを初期化します: COMPATIBLE、NIBBLE、PS/2、EPP、ECP と他の混合モード。モードが、ブートインタフェースの flags 変数を通してスタートアップで提供されるなら、チップセットの操作モードは、 flags とハードウェアがサポートしているモードによって強制されます。

アタッチフェーズの間に、 ppc は、ppbus 構造体を割り付けて、それを初期化し、ppbus アタッチ関数を呼び出します。

サポートされているフラグ

  • ビット 0-3: チップセット強制モード

    PPB_COMPATIBLE  0x0     /* セントロニクス互換モード */ 
    PPB_NIBBLE      0x1     /* 反転 4 ビットモード */ 
    PPB_PS2         0x2     /* PS/2 バイトモード */ 
    PPB_EPP         0x4     /* EPP モード, 32 ビット */ 
    PPB_ECP         0x8     /* ECP モード */

    そしてあらゆる混合した値です。

  • ビット 4: EPP プロトコル (0 EPP 1.9, 1 EPP 1.7)
  • ビット 5: アクティブ IRQ (1 IRQ 無効, 0 IRQ 有効)
  • ビット 6: チップセット特有の検出を無効にします
  • ビット 7: FIFO 検出を無効にします

サポートされるチップセット

いくつかのパラレルポートチップセットは、明示的にサポートされています: 検出と初期化コードは、それらのデータシートにしたがって書かれえいました。
  • SMC FDC37C665GT と FDC37C666GT チップセット
  • Natsemi PC873xx ファミリ (PC87332 と PC87306)
  • Winbond W83877xx ファミリ (W83877F と W83877AF)
  • 混合モードがある SMC のようなチップセット ( ppbus(4) を参照)

新しいチップセットの追加サポート

販売されていた利用者のマザーボードの最新のチップセットのためのサポートを追加したいでしょう。 ISA バスについては、単にチップセットの仕様書を検索して、対応する ppc_mychipset_detect( ) 関数を書きます。次に、汎用の ppc_detect( ) 関数へのエントリを追加します。

利用者の ppc_mychipset_detect( ) 関数は、 flags ブート変数のモードフィールドが空でないなら、操作モードが与えられたモードに強制され、他のモードが利用可能ではなく、そして ppb->ppb_avm フィールドがチップセットの利用可能なモードを含んでいることを保証するべきです。

歴史

ppc マニュアルページは、 FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。

作者

このマニュアルページは、 Nicolas Souchu によって書かれました。

バグ

チップセット検出プロセスは、利用者のチップセット設定を改悪するかもしれません。上記のフラグの使用によってチップセット特有の検出を無効にするかもしれません。
March 5, 1998 FreeBSD