NG_TEE(4) |
FreeBSD Kernel Interfaces Manual |
NG_TEE(4) |
名称
ng_tee —
netgraph ``tee'' ノードタイプ
解説
tee ノードタイプは、
tee(1) コマンドに似た目的を持っています。
tee ノードは、デバッグするか 2 つの netgraph ノードの間の接続で“スヌーピング (のぞき見)”することに役立ちます。
tee ノードは、4 つのフック
right,
left,
right2left,
left2right を持っています。
right で受信されたすべてのデータは、
left と
right2left の両方のフックに変更せずに送信されます。同様に、
left で受信さられたデータは、
right と
left2right の両方のフックに変更せずに送信されます。
パケットは、また right2left と left2right で受信できます。そうならば、それらは、それぞれフック right と left に変更せずに転送されます。
フック
このノードタイプは、次のフックをサポートします:
-
right
-
右側のノードへの接続。
-
left
-
左側のノードへの接続。
-
right2left
-
右から左のトラフィックを求めます。
-
left2right
-
左から右のトラフィックを求めます。
コントロールメッセージ
このノードタイプは、次を加えて、一般的なコントロールメッセージをサポートします:
-
NGM_TEE_GET_STATS (
getstats)
-
統計を取得して、
struct ng_tee_stats として返されます。
-
NGM_TEE_CLR_STATS (
clrstats)
-
統計をクリアします。
シャットダウン
このノードは、
NGM_SHUTDOWN コントロールメッセージを受け取るか、すべてのフックが切断されている時、シャットダウンします。
right と
left フックの両方が存在しているなら、ノードは、
right と
left を共に接続して、チェーンからそれ自体をそっと削除します。
歴史
ng_tee ノードタイプは、
FreeBSD 4.0 で実装されました。
作者
Julian Elischer <julian@FreeBSD.org>