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NCV(4)
NCV(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual NCV(4)

名称

ncvNCR 53C500 に基づいた SCSI ホストアダプタドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device scbus
device ncv

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

ncv_load="YES"

解説

ncv ドライバは、 PCI バスの上の NCR 53C500 に基づいた PC カード SCSI ホストアダプタまたは Adaptec AHA-2920 に接続された SCSI バスへのアクセスを提供します。

ハードウェア

次のデバイスが ncv ドライバによって現在サポートされています:

  • I-O DATA PCSC-DV
  • KME KXLC002 (TAXAN ICD-400PN, etc.), KXLC004, and UJDCD450
  • Macnica Miracle SCSI-II mPS110
  • Media Intelligent MSC-110, MSC-200
  • NEC PC-9801N-J03R
  • New Media Corporation BASICS SCSI
  • Qlogic Fast SCSI
  • RATOC REX-9530, REX-5572 (SCSI only)

診断

次のエラーメッセージが時々返されます:
SCSI BUS RESET failed
通常、バスリセット中に失敗が生じる時返ります。
CMD_NOP failed
操作がないか、または操作が失敗しました。
CMD_NOP|CMD_DMA
失敗が DMA 読み込み/書き込み操作中に生じました。

以前に注意されたなんらかの失敗が生じる場合、 ncv ドライバは[ ENODEV]を返すべきです。

歴史

ncv デバイスドライバは、 NetBSD/pc98 のために開発されていました、そして FreeBSD に移植されました。 ncv ドライバは、 PAO を含む FreeBSD 2.2 ではじめて登場し、 FreeBSD 4.2 に統合されました。

作者

ncv ドライバは、 Naofumi Honda によって書かれました。このマニュアルページは、 Tom Rhodes <trhodes@FreeBSD.org>と Noriaki Mitsunaga <non@FreeBSD.org>によって書かれました。
August 10, 2004 FreeBSD