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MPT(4)
MPT(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual MPT(4)

名称

mptLSI Fusion-MPT SCSI/Fibre Channel (ファイバチャネル) ドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device scbus
device mpt

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

mpt_load="YES"

解説

mpt ドライバは、 SCSI, Fibre Channel と SAS コントローラの LSI Logic Fusion-MPT ファミリのサポートを行ないます。

ハードウェア

次のコントローラは、 mpt ドライバによってサポートされます。

  • LSI Logic 53c1030, LSI Logic LSI2x320-X (Single and Dual Ultra320 SCSI)
  • LSI Logic AS1064, LSI Logic AS1068 (SAS/SATA)
  • LSI Logic FC909 (1Gb/s Fibre Channel)
  • LSI Logic FC909A (Dual 1Gb/s Fibre Channel)
  • LSI Logic FC919, LSI Logic 7102XP-LC (Single 2Gb/s Fibre Channel)
  • LSI Logic FC929, LSI Logic FC929X, LSI Logic 7202XP-LC (Dual 2Gb/s Fibre Channel)
  • LSI Logic FC949X (Dual 4Gb/s Fibre Channel)
  • LSI Logic FC949E, LSI Logic FC949ES (Dual 4Gb/s Fibre Channel PCI-Express)

mpt ドライバによってサポートされた Ultra 320 SCSI コントローラチップは、次を含む多くのシステムのオンボードで見つけることができます。

  • Dell PowerEdge 1750 thru 2850
  • IBM eServer xSeries 335

また、これらのシステムは、このドライバがサポートする Integrated RAID Mirroring と Integrated RAID Mirroring Enhanced を含んでいます。

また、 SAS コントローラチップは、Sun 4100 のような多くの新しい AMD/Opteron ベースのシステムに存在しています。このコントローラは、同時に SAS と SATA ドライブまたはそれらを混合したものの両方をドライブできることに注意してください。これらのコントローラに利用可能な Integrated RAID Mirroring は、最低限のサポートのみです。

Fibre Channel コントローラチップセットは、幅広い種類の速度とシステムによってサポートされています。事実上、 Apple Fibre Channel HBA は、 FC949ES カードです。

また、このドライバは、Fibre Channel カードのためのターゲットモードをサポートします。このサポートは、どんな役割をカードが引き受けることができるかを確定する LSI Logic ファームウェアユーティリティによってコアの必要な役割を設定することによって有効にされます - 分離コンパイルは、要求されません。

歴史

mpt ドライバは、 FreeBSD 4.6 ではじめて登場しました。

作者

mpt ドライバは、最初に FreeBSD のために Greg Ansley によって書かれて、 Matt Jacob <mjacob@FreeBSD.org>によって少しばかり改良されました。

Justin Gibbs <gibbs@FreeBSD.org>と Scott Long <scottl@FreeBSD.org>は、より実質的な改良を行いました。

July 23, 2011 FreeBSD