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GEM(4)
GEM(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual GEM(4)

名称

gemERI/GEM/GMAC イーサネットデバイスドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device miibus
device gem

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_gem_load="YES"

解説

gem ドライバは、ほとんど最後の PowerBooks G3 とほとんどの G4 ベースの Apple ハードウェア、同様に Sun UltraSPARC マシンで見つけられる GMAC イーサネットハードウェアのサポートを行います。

gem ドライバによってサポートされるすべてのコントローラには、受信と送信の両方のための TCP チェックサムオフロード機能、 vlan(4) のための拡張フレームの受信と転送のサポート、と 512 ビットのマルチキャストハッシュフィルタのサポートがあります。

ハードウェア

次に含まれるカードが gem ドライバによってサポートされます:

  • Apple GMAC
  • Sun ERI 10/100 Mbps イーサネット
  • Sun GEM ギガビットイーサネット

次の追加カードは、現時点で gem ドライバで動作することが知られています:

  • Sun ギガビットイーサネット PCI 2.0/3.0 (GBE/P) (part no. 501-4373)
  • Sun ギガビットイーサネット SBus 2.0/3.0 (GBE/S) (part no. 501-4375)

sparc64 では、 gem ドライバは、ローカルの mac アドレス local-mac-address? システム設定変数を考慮します。その設定変数は、 setenv コマンドか eeprom(8) によって使用する Open Firmware ブートモニタで設定することができます。“ ” (デフォルト) に設定されるなら、 gem ドライバは、そのデバイスのすべてにシステムのデフォルト MAC アドレスを使用します。“ ”に設定されるなら、システムのデフォルト MAC アドレスより存在するなら各インタフェースのユニークな MAC アドレスが使用されます。

複数のイーサネットインタフェースを装備するオンボードの Sun ERI 10/100 Mbp と Sun ギガビットイーサネット 2.0/3.0 GBE 付加カード。

歴史

gem デバイスドライバは、 NetBSD 1.6 で登場しました。それを含む最初の FreeBSD バージョンは、 FreeBSD 5.0 です。

作者

gem ドライバは、 NetBSD のために Eduardo Horvath <eeh@NetBSD.org>によって書かれました。それは、 Thomas Moestl <tmm@FreeBSD.org>によって FreeBSD に移植され、後で Marius Strobl <marius@FreeBSD.org>によって改良されました。このマニュアルページは、 Thomas Klausner <wiz@NetBSD.org>によって書かれました。
December 25, 2009 FreeBSD