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VX(4) (i386)
VX(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual (i386) VX(4)

名称

vx3Com EtherLink III / Fast EtherLink III (3c59x) イーサネットドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device vx

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_vx_load="YES"

解説

vx ドライバは、3Com “Vortex”チップセットのサポートを行ないます。

メディア (媒体) の選択は、 ifconfig(8) コマンドへの次のリンクフラグによって影響を受けるかもしれません:

link0
AUI ポートを使用します。
link1
BNC ポートを使用します。
link2
UTP ポートを使用します。

ハードウェア

vx ドライバは、次のカードをサポートしています:

  • 3Com 3c590 EtherLink III PCI
  • 3Com 3c592 EtherLink III EISA
  • 3Com 3c595 Fast EtherLink III PCI in 10 Mbps mode
  • 3Com 3c597 Fast EtherLink III EISA in 10 Mbps mode

診断

vx%d: not configured; kernel is built for only %d devices.
システムに存在するアダプタの数に対して、カーネル設定ファイルに十分なデバイスがありません。設定ファイルにデバイスを追加し、カーネルを再構築してリブートします。

他のすべての診断は、ハードウェア問題またはドライバのバグのいずれかを示しています。

歴史

vx デバイスドライバは、 FreeBSD 2.1 ではじめて登場しました。それは、 ep ドライバに由来し、多くの制限を継承しています。

作者

vx デバイスドライバとこのマニュアルページは、 Herb Peyerl の仕事と他の多数の援助に基づいて Fred Gray <fgray@rice.edu>によって書かれました。

警告

いくつかの初期のリビジョンの 3c590 カードは、欠陥があり、パケットに失わせる原因となる、多くの受信オーバランに悩まされます。著者は、3Com によって供給された情報に基づいて、それに対するテストを実装しようと試みましたが、テストは、ほとんど偽造の警告の結果となりました。

このドライバの性能は、単にポーリングモード I/O を使用し、カードのバスマスタ機能を使用しないという事実によって、いくらか制限されています。

バグ

vx ドライバは、いくつかのシステムでウォームブート (warm boot) に続いて正確にアダプタをリセットしないことが知られています。

vx ドライバは、サポートすると言われているカードのすべてのモデルで徹底的にテストされていません。

July 16, 2005 FreeBSD