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EP(4) (i386)
EP(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual (i386) EP(4)

名称

ep3Com Etherlink III (3c5x9) インタフェースのためのイーサネットドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device ep

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_ep_load="YES"

解説

ep デバイスドライバは、3Com 3C5x9 Etherlink III Parallel Tasking チップセットに基づくネットワークアダプタをサポートします。

これらのカードのさまざまなモデルは、次の異なった種類のコネクタを搭載しています:

AUI/DIX
Standard 15 pin connector, also known as 10base5 (thick-net) 標準 15 ピンコネクタ、10base5 としても知られています (thick-net (厚いネット))
10Base2
BNC、thin-net (薄いネット) としても知られています
10BaseT
UTP、ツイストペアとしても知られています

使用するデフォルトのポートは、セットアップユーティリティで選択されているポートです。これを上書きするためには、 ifconfig(8) の次のメディアオプションまたは、 /etc/rc.conf ファイルを使用します。

10base5/AUI
AUI ポートを使用します。
10base2/BNC
BNC ポートを使用します。
10baseT/UTP
UTP ポートを使用します。

ハードウェア

ep ドライバは、次を含んで 3Com 3C5x9 Etherlink III Parallel Tasking チップセットに基づくイーサネットアダプタをサポートしています:

  • 3Com 3C1 CF
  • 3Com 3C509-TP, 3C509-BNC, 3C509-Combo, 3C509-TPO, 3C509-TPC ISA
  • 3Com 3C509B-TP, 3C509B-BNC, 3C509B-Combo, 3C509B-TPO, 3C509B-TPC ISA
  • 3Com 3C529, 3C529-TP MCA
  • 3Com 3C562/3C563 PCMCIA
  • 3Com 3C569B-J-TPO, 3C569B-J-COMBO CBUS
  • 3Com 3C574, 3C574TX, 3C574-TX, 3CCFE574BT, 3CXFE574BT, 3C3FE574BT PCMCIA
  • 3Com 3C579-TP, 3C579-BNC EISA
  • 3Com 3C589, 3C589B, 3C589C, 3C589D, 3CXE589DT PCMCIA
  • 3Com 3CCFEM556B, 3CCFEM556BI PCMCIA
  • 3Com 3CXE589EC, 3CCE589EC, 3CXE589ET, 3CCE589ET PCMCIA
  • 3Com Megahertz 3CCEM556, 3CXEM556, 3CCEM556B, 3CXEM556B, 3C3FEM556C PCMCIA
  • 3Com OfficeConnect 3CXSH572BT, 3CCSH572BT PCMCIA
  • Farallon EtherWave と EtherMac PC Card (P/n 595/895 with BLUE arrow)

3c509 カードには、アドレスを設定するジャンパがありません。 3Com は、ソフトウェアでカードのアドレスを設定するためのソフトウェアを提供しています。 ISA バス上のカードを見つけるために、カーネルは、IO アドレス 0x110 で複雑なスキャン操作を実行します。注意してください! そのアドレスに他のカードを置くことを避けてください!

更に、実際の EISA スロット (と EISA 認識 BIOS) があるコンピュータにインストールされたとき、3c509 は、EISA モードでのみ設定されるべきです。通常のドライバの自動検出サポートは、非 EISA システムには十分です。

PnP モードのカードは、システムの他のリソースと衝突するかもしれません。予測不可能な振る舞いを回避するために、3c509 によって使用されるリソースを排除するために、特に IRQ、BIOS が正確に設定されていることを確認してください。

さまざまな会社が、それらの独自の自社ブランドで 3Com PC カードを売っています。これらのカードも動作します。

Farallon EtherWave と EtherMac カードは、2 つの種類で提供されています。 ep ドライバは、595 と 895 カードをサポートしています。これらのカードは、3Com のロゴととともに前部に青い矢があります。前部に赤い矢がある Farallon 595a カードも EtherWave と EtherMac と呼ばれています。それらは、 sn(4) ドライバによってサポートされています。

診断

ep0: reset (status: %x)
ドライバが FIFO アンダーランまたはオーバランに遭遇しました。ドライバは、カードをリセットし、パケットが失われます。これは、致命的ではありません。
ep0: eeprom failed to come ready
eeprom が準備ができていません。これは、おそらくカードがウェッジされている (突き刺さっている) ことを意味します。訳注: ウェッジについては、ジャーゴンファイルの wedged 参照。
ep0: 3c509 in test mode. Erase pencil mark!
これは、カードのテスト領域で誰かが鉛筆で書きなぐったことを意味します。鉛筆マークを削除して、リブートしてください。 (これは、冗談ではありません)。
ep0: No I/O space?!
ドライバが、それがそこにあるべきであると考える I/O 空間を割り付けることができませんでした。他のデバイスとの衝突を探してください。
ep0: No irq?!
ドライバが、それが望んだ割り込みを割り付けることができませんでした。 PC Card のための割り込みを共有することは、正常ですが、衝突を探してください。
ep0: No connectors!
ドライバが、どのようなイーサネット付属部品が存在しているかをハードウェアに問い合わせましましたが、ハードウェアは、ドライバがなにも認識しなかったと報告しました。
ep0: Unable to get Ethernet address!
ドライバが、EEPROM からイーサネットアドレスを読み込むことができませんでした。これは、おそらく刺さった (wedged) カードの結果です。訳注: wedged は、ジャーゴンファイル参照。
ep0: if_alloc() failed
ドライバが、ifnet 構造体を割り付けることができませんでした。これは、非常に少ないメモリ状態で起こるかもしれません。
ep0: strange connector type in EEPROM: assuming AUI
ドライバが、EEPROM がコネクタの関して持っている情報で何をしたらよいかを知らないので、それは、最悪の事態を仮定しています。
ep0: unknown ID 0xXXXXXXXX
ドライバが、それがサポートすると信じている ID を見つけましたが、ユーザに提示する特定の識別文字列がありません。
ep0: <%s> at port 0x%03x in EISA mode
3C509 ISA カードが、EISA モードになっています。このメッセージは、純粋に情報であるように思われます。
ep0: <%s> at x0%03x in PnP mode
このカードが、プラグアンドプレイ (Plug and Play) モードになっていると思われます。 ISA プローブのプラグアンドプレイのフェーズの一部としてプローブされるべきです。
ep0: Invalid EEPROM checksum!
EEPROM には、悪いチェックサムがあるので、ドライバは、カードを無視します。
ep0: bus_setup_intr() failed!
ドライバが、割り込みハンドラをセットアップすることができませんでした。これは、決して起こるべきではありません。

規格

は、偉大です。多くの選択肢があります。
April 1, 2011 FreeBSD