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CX(4) (i386)
CX(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual (i386) CX(4)

名称

cx同期/非同期 Cronyx Cronyx WAN アダプタのためのドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device cx

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_cx_load="YES"

追加オプション:
device sppp
options NETGRAPH
options NETGRAPH_CRONYX

/boot/device.hints 中で:
hint.cx.0.at="isa"
hint.cx.0.port="0x240"
hint.cx.0.irq="15"
hint.cx.0.drq="7"

解説

cx ドライバは、 sppp(4) または netgraph(4) のいずれかを必要とします。どれを使用するかは、 NETGRAPH_CRONYX オプションによって決定されます。このオプションが利用者のカーネル設定ファイルに存在するなら、 cx ドライバは、 netgraph(4) サポート付きでコンパイルされます。そうでなければ、それは sppp(4) サポート付きでコンパイルされます。

/boot/device.hints で指定された基本 I/O ポートアドレスは、ボード上のジャンパ接続によって設定されたポートアドレスと一致しなければなりません。 DMA I/O チャネルと割り込み要求番号は、アダプタの初期化でソフトウェアによって設定されます。正しい値は、次の通りです:

ポート:
0x240, 0x260, 0x280, 0x300, 0x320, 0x380
IRQ:
3, 5, 7, 10, 11, 12, 15
DMA:
5, 6, 7

cx ドライバは、自動検出をサポートします。すべての非 PNP ハードウェアに関して、自動検出を使用することは、ハードウェア検出プロセスの間に他のデバイスに関するいくつかの潜在的な問題を導くかもしれません。常にハードウェアリソース (資源) を手動で指定するほうがよいでしょう。

cx アダプタ設定に関する情報については、 sconfig(8) を参照してください。

ハードウェア

cx ドライバは、次のカードをサポートしています:

  • Cronyx Sigma-22, Sigma-24
  • Cronyx Sigma-100
  • Cronyx Sigma-400, Sigma-401, Sigma-404, Sigma-410, Sigma-440
  • Cronyx Sigma-500
  • Cronyx Sigma-703
  • Cronyx Sigma-800, Sigma-801, Sigma-810, Sigma-840

歴史

cx ドライバは、 FreeBSD 5.2FreeBSD 4.10 で更新されました。 FreeBSD のほとんどの以前のバージョンでは、 cx ドライバは、旧式です。 FreeBSD の以前のバージョンのための cx ドライバは、 http://www.cronyx.ru/ から入手できます。
July 16, 2005 FreeBSD