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CT(4) (i386)
CT(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual (i386) CT(4)

名称

ctWD33C93[ABC] に基づいた CBUS SCSI ホストアダプタドライバ

書式

device ct
device scbus

/boot/device.hints 中で:

ほとんどの PC-9801-55、-92 と互換カードのために:
hint.ct.0.at="isa"

ELECOM バスマスタ SCSI アダプタのために:
hint.ct.0.at="isa"
hint.ct.0.flags="0x30000"

I-O DATA SC98 アダプタのために:
hint.ct.0.at="isa"
hint.ct.0.flags="0x10000"

LOGITEC アダプタのために:
hint.ct.0.at="isa"
hint.ct.0.flags="0x50000"

TEXA アダプタのために:
hint.ct.0.at="isa"
hint.ct.0.flags="0x20000"

SMIT 転送を可能にする SMIT 転送モードを備えたアダプタのために:
hint.ct.0.at="isa"
hint.ct.0.flags="0x40000"
hint.ct.0.maddr="0xdc000"

flags は次の意味があります:

0x00000
NEC PC-9801-55、-92 (または互換品)、ICM IF-2660、Midori-Denshi MDC-554NA または Logitec LHA-N151 のための DMA 転送モード
0x10000
I-O DATA SC-98II のための DMA 転送モード
0x20000
TEXA HA-55BS2、その後継機または Midori-Denshi MDC-926R のためのバスマスタ転送モード
0x30000
ELECOM バスマスタ SCSI アダプタのためのバスマスタ転送モード
0x40000
(サポートされたアダプタのみのための) SMIT 転送モード
0x50000
Logitec LHA-20x シリーズ、ICM IF-2766、IF-2766ET、IF-2767 または IF-2769 のためのバスマスタ転送モード

解説

ct ドライバは、WD33C93[ABC] 基づいたホストアダプタに接続された SCSI バスへのアクセスを提供します。

ハードウェア

ct ドライバは次のアダプタをサポートします:

  • ELECOM バスマスタ SCSI アダプタ
  • I-O DATA SC-98II
  • ICM IF-2660, IF-2766, IF-2766ET, IF-2767 and IF-2769
  • Logitec LHA-N151 と LHA-20x シリーズ
  • Midori-Denshi MDC-554NA と MDC-926R
  • NEC PC-9801-55, 92 と互換カード
  • SMIT 転送タイプ SCSI ホストアダプタ
  • TEXA HA-55BS2 とその後続モデル

歴史的に、Cronyx Tau WAN のためのドライバは“ct”でした。このデバイス名は、pc98 ct ドライバとの矛盾を回避するために、“ctau”に変更されました。 ctau(4) のためのネットワークデバイス名は“ ct”です。そのデバイスのための詳細については、 ctau(4) を参照してください。

歴史

ct デバイスドライバは、 NetBSD/pc98 のために開発されており、そして FreeBSD のために移植されました。それは、 FreeBSD 4.4 ではじめて登場しました。

作者

ct ドライバは、 Naofumi HONDA によって書かれました。

このマニュアルページは、 Noriaki MITSUNAGA <non@FreeBSD.org>と Hideyuki KURASHINA <rushani@FreeBSD.org>によって書かれました。

November 18, 2003 FreeBSD