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CPU_ELAN(4) (i386)
CPU_ELAN(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual (i386) CPU_ELAN(4)

名称

CPU_ELANAMD Elan 520 CPU サポート

書式

options CPU_ELAN
options CPU_ELAN_PPS
options CPU_ELAN_XTAL
  • machdep.elan_gpio_config
  • machdep.elan_freq

options CPU_SOEKRIS

解説

options CPU_ELAN は、AMD Elan 520 CPU のサポートを有効にします。

デバイス /dev/elan-mmcr は、 mmap(2) を使用して MMCR レジスタバンクをユーザランドにエクスポートします。

i8254 タイマは、Elan で採用されているわずかに変則的な周波数 1189161 Hz (32768 * 45 * 25 / 31) に調整されます。

ELAN”と名前が付けられたタイムカウンタは、汎用のタイマ 2 を使用して実装されていますが、Hz が 150 以上で設定されていないなら、それは使用可能になりません。このタイムカウンタは、“ i8254”タイムカウンタよりずっと良く、いつも使用されるべきです。

machdep.elan_gpio_config sysctl(8) 変数は、CPU の GPIO ピンの設定を有効にします。文字列は正確に 32 文字長でなければなりません。‘ -’は、GPIO が利用不可能であることを意味します。‘ l’ (小文字のエル) は (アクティブなロウ (低)) led(4) デバイスを設定します。‘ L’は (アクティブなハイ(高)) led(4) デバイスを設定します。‘ .’は、この GPIO のために設定しないことを意味します。これらの led(4) デバイスは、 /dev/led/gpio%d と名前が付けられます。‘ P’, ‘ e’と‘ E’の意味に関しては、下記の options CPU_ELAN_PPS を参照してください。

options CPU_ELAN_XTALmachdep.elan_freq sysctl(8) 変数は、CPU クロック水晶周波数を Hz で設定するために使用することができます。デフォルトは、 33333333 Hz です。

options CPU_ELAN_PPS は、 /dev/elan-mmcr デバイスを通して RFC2783 PPS-API を使用することで正確なタイムスタンプを有効にします。精密度はおよそ 125 ナノ秒で精度± 125 ナノ秒となります。 (125 ナノ秒のために“4 / CPU クロック水晶周波数”を読み込みます)。

入力シグナルは TMR1IN ピンと GPIO ピンに接続しなければなりません。 GPIO ピンは、 machdep.elan_gpio_config の‘ P’で設定しなければなりません。

さらに、1 本の GPIO ピンは入力シグナルの“echo” (エコー) 出力となるように、‘ e’ (アクティブなロウ (低)) か‘ E’ (アクティブなハイ (高)) のいずれかに設定できます。このシグナルが較正に適していないことに注意してください。

options CPU_SOEKRIS が与えられるなら、組み込みコンピュータの Soekris Engineering 45xx シリーズにさらに調整させるようにサポートします。“error” led は、 ( /dev/led/error として) 設定され、利用可能でない GPIO ピンは無効にされます。

歴史

CPU_ELAN コードは、 FreeBSD 4.7 ではじめて登場しました。

作者

Poul-Henning Kamp <phk@FreeBSD.org>
November 23, 2003 FreeBSD