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HME(4)
HME(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual HME(4)

名称

hmeSun Microelectronics STP2002-STQ イーサネットインタフェースデバイスドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device miibus
device hme

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

if_hme_load="YES"

解説

hme ドライバは、Sun Microelectronics STP2002-STQ “Happy Meal Ethernet”ファーストイーサネットインタフェースをサポートします。

hme ドライバによってサポートされるすべてのコントローラには、受信と送信の両方のための TCP チェックサムオフロード機能、 vlan(4) のための拡張フレームの受信と送信、と 128 ビットのマルチキャストハッシュフィルタのサポートがあります。

ハードウェア

hme ドライバは、多くの Sun UltraSPARC ワークステーションとサーバモデルのボードに搭載されたイーサネットインタフェースをサポートします。

hme ドライバによってサポートされたカードは、次を含みます:

  • Sun PCI SunSwift Adapter (“SUNW,hme”)
  • Sun SBus SunSwift Adapter (“hme” and “SUNW,hme”)
  • Sun PCI Sun100BaseT Adapter 2.0 (“SUNW,hme”)
  • Sun SBus Sun100BaseT 2.0 (“SUNW,hme”)
  • Sun PCI Quad FastEthernet Controller (“SUNW,qfe”)
  • Sun SBus Quad FastEthernet Controller (“SUNW,qfe”)

sparc64 では、 hme ドライバは、 setenv コマンドを使用する Open Firmware ブートモニタまたは eeprom(8) によって設定することができる local-mac-address? システム設定変数を尊重します。“ false” (デフォルト) に設定されるなら、 hme ドライバは、デバイスのすべてにシステムのデフォルト MAC アドレスを使用します。“ true”に設定されるなら、システムのデフォルト MAC アドレスよりむしろ、各インタフェースのユニークな MAC アドレスが存在するならそれが使用されます。

サポートされたインタフェースには、単一ポート SBus バージョンを除いて、1 つ以上のイーサネットインタフェースとすべてのアドオン (付け加えられた) カードを装備したボードで搭載されたバージョンを含んでいるそれら自体の MAC アドレスがあります。

関連項目

altq(4), intro(4), miibus(4), netintro(4), vlan(4), eeprom(8), ifconfig(8) Sun Microelectronics, STP2002QFP Fast Ethernet, Parallel Port, SCSI (FEPS) User's Guide, http://mediacast.sun.com/users/Barton808/media/STP2002QFP-FEPs_UG.pdf, April 1996.

歴史

hme ドライバは、 NetBSD 1.5 ではじめて登場しました。それを含む最初の FreeBSD バージョンは、 FreeBSD 5.0 です。

作者

hme ドライバは、 Paul Kranenburg <pk@NetBSD.org>によって書かれました。
June 14, 2009 FreeBSD