名称

fwohci — OHCI FireWire チップセットデバイスドライバ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

firewire_load="YES"

物理的なアクセス (詳細について 「バグ」 セッション参照) を無効にするには、 loader.conf(5) に次の行を入れます:

hw.firewire.phydma_enable=0

ハードウェア

fwohci ドライバは、PCI/CardBus FireWire インタフェースカードのサポートを行ないます。ドライバは次の IEEE 1394 OHCI チップセットをサポートします:

• Adaptec AHA-894x/AIC-5800
• Apple Pangea
• Apple UniNorth
• Intel 82372FB
• IOGEAR GUF320
• Lucent / Agere FW322/323
• NEC uPD72861
• NEC uPD72870
• NEC uPD72871/2
• NEC uPD72873
• NEC uPD72874
• National Semiconductor CS4210
• Ricoh R5C551
• Ricoh R5C552
• Sony CX3022
• Sony i.LINK (CXD3222)
• Sun PCIO-2 (RIO 1394)
• Texas Instruments PCI4410A
• Texas Instruments PCI4450
• Texas Instruments PCI4451
• Texas Instruments TSB12LV22
• Texas Instruments TSB12LV23
• Texas Instruments TSB12LV26
• Texas Instruments TSB43AA22
• Texas Instruments TSB43AB21/A/AI/A-EP
• Texas Instruments TSB43AB22/A
• Texas Instruments TSB43AB23
• Texas Instruments TSB82AA2
• VIA Fire II (VT6306)

関連項目

firewire(4), fwe(4), fwip(4), sbp(4), fwcontrol(8), kldload(8)

歴史

fwohci デバイスドライバは FreeBSD 5.0 ではじめて登場しました。

作者

fwohci デバイスドライバは Katsushi Kobayashi と Hidetoshi Shimokawa によって書かれました。

バグ

ドライバは、デフォルトによってバスの中の任意のノードからの物理的なアクセスを許可します。これは、バスの中のどんなデバイスも IEEE 1394 OHCI チップによってアクセスできる任意のメモリ空間を読み込み修正することができることを意味します。それは普通は sbp(4) デバイス用に許可されます。これは特定のデバイス用にのみそれを可能にするために変更されるべきです。とにかく、 FireWire はバスです、またノードがすべてのトラフィックをモニタできるので、信頼できないデバイスと接続するとは期待されません。