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CTL(4)
CTL(4) FreeBSD Kernel Interfaces Manual CTL(4)

名称

ctlCAM ターゲットレイヤ

書式

このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル設定ファイルに置きます:

device ctl

もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするためには、次の行を loader.conf(5) に置きます:

ctl_load="YES"

解説

ctl サブシステムは、SCSI ディスクとプロセッサエミュレーションを提供しています。次の機能をサポートしています:

  • ディスクとプロセッサデバイスのエミュレーション
  • タグ付けされたキュー
  • SCSI タスク属性のサポート (順序付け、キューの先頭、単純なタグ)
  • SCSI の暗黙のコマンドの順序付けのサポート。
  • 完全なタスク管理のサポート (異常終了、LUN リセット、ターゲットのリセットなど)
  • 複数のポートのサポート
  • 複数の同時の開始プログラム (initiator) のサポート
  • 複数の同時の外部記憶装置のサポート
  • 持続する予約サポート
  • モードセンス/選択サポート
  • エラー注入サポート
  • カーネル内で操作されるすべての I/O、ユーザランドのコンテキストスイッチのオーバヘッドなし

また、それは、在来の iSCSI ターゲットのカーネル構成要素として役に立ちます。

関連項目

ctladm(8), ctld(8), ctlstat(8)

歴史

ctl サブシステムは、 FreeBSD 9.1 ではじめて登場しました。

作者

ctl サブシステムは、 Kenneth Merry <ken@FreeBSD.org>によって書かれました。
April 2, 2013 FreeBSD