名称

iswctype, wctype — ワイド文字分類関数

ライブラリ

Standard C Library (libc, -lc)

書式

#include < wctype.h>

int
iswctype( wint_t wc, wctype_t charclass);

wctype_t
wctype( const char *property);

解説

wctype() 関数は、要求されたワイド文字クラスを表すタイプ wctype_t の値を返して、それは iswctype() への呼び出しの 2 番目の引数として使用することができます。

次の文字クラス名が認識されます:

alnum	cntrl	ideogram	print	space	xdigit
alpha	digit	lower	punct	special
blank	graph	phonogram	rune	upper

iswctype() 関数は、ワイド文字 wc が文字クラス charclass であるかどうかをチェックします。

戻り値

iswctype() 関数は wc が charclass によって表現された特性があるか、または charclass が 0 の時かつその時に限り 0 以外を返します。

wctype() 関数は property が無効であるなら 0 を返し、そうでなければ、その後の iswctype() の呼び出しに使用することができるタイプ wctype_t の値を返します。

使用例

iswctype() と wctype() に関して iswalpha(3) を再実装する:

int 
myiswalpha(wint_t wc) 
{ 
 return (iswctype(wc, wctype("alpha"))); 
}

関連項目

ctype(3), nextwctype(3)

規格

iswctype() と wctype() 関数は、 IEEE Std 1003.1-2001 (“POSIX.1”) に適合しています。“ ideogram”, “ phonogram”, “ special”と“ rune”文字クラスは拡張です。

歴史

iswctype() と wctype() 関数は、 FreeBSD 5.0 ではじめて登場しました。