WCTOMB(3) |
FreeBSD Library Functions Manual |
WCTOMB(3) |
名称
wctomb —
ワイド文字コードを文字に変換する
ライブラリ
Standard C Library (libc, -lc)
書式
#include < stdlib.h>
int
wctomb( char *mbchar, wchar_t wchar);
解説
wctomb() 関数はワイド文字
wchar をマルチバイト文字に変換し、
mbchar に結果を格納します。
mbchar によって指されるオブジェクトは、最大で
MB_LEN_MAX までのマルチバイト文字に適合するのに十分に大きくなければなりません。
現在のロケールがシフト状態を要求するなら、NULL の mbchar ポインタでの呼び出しは 0 以外を返し、そうでなければ、0 を返します。シフト状態が要求されたなら、シフト状態は初期状態にリセットされます。
戻り値
mbchar が
NULL であるなら、
wctomb() 関数は、シフト状態がサポートされている場合は 0 以外を返し、そうでなければ、0 を返します。
mbchar が有効であるなら、
wctomb() は
mbchar で処理されたバイト数を返すか、マルチバイト文字を認識できないか変換できない場合は-1 を返します。この場合、
wctomb() の内部の変換状態は未定義です。
エラー
wctomb() 関数は、次の場合に失敗します:
-
[
EILSEQ]
-
無効のマルチバイトシーケンスが検出されました。
-
[
EINVAL]
-
内部の変換状態は無効です。
規格
wctomb() 関数は、 ISO/IEC 9899:1999 (“ISO C99”) に適合しています。