名称

pthread_switch_add_np, pthread_switch_delete_np — プリミティブをデバッグするスレッドコンテキストスイッチ

ライブラリ

POSIX Threads Library (libpthread, -lpthread)

書式

#include < pthread_np.h>

int
pthread_switch_add_np( pthread_switch_routine_t routine);

int
pthread_switch_delete_np( pthread_switch_routine_t routine);

解説

アプリケーションは、スレッドライブラリの内部のスレッドコンテキストスイッチをモニタすることを許されます。アプリケーションは、 (明示的に、 pthread_create(3) 関数でアプリケーションによって作成された) スレッドが、コンテキストスイッチされるごとに、呼ばれるルーチンをインストールできます。ルーチンは、スイッチを入れられるか消されるスレッドのスレッド ID を渡されます。これらのフックのインストールと削除は、 pthread_switch_add_np() と pthread_switch_delete_np() 関数をそれぞれ使用して行なえます。

戻り値

成功すれば、これらの関数は、0 を返します。そうでなければ、エラーを示すためにエラー番号を返します。

エラー

pthread_switch_add_np() は、次の場合に失敗します:

[ EINVAL]

NULL ポインタが routine の引数として渡されました。

pthread_switch_delete_np() は、次の場合に失敗します:

[ EINVAL]

routine 引数が、以前に pthread_switch_add_np() 関数に渡された引数とは異なります。

関連項目

pthread_create(3)

作者

このマニュアルページは、 Alexey Zelkin <phantom@FreeBSD.org>によって書かれました。