名称

pthread_rwlockattr_setpshared — プロセス共有の属性を設定する

ライブラリ

POSIX Threads Library (libpthread, -lpthread)

書式

#include < pthread.h>

int
pthread_rwlockattr_setpshared( pthread_rwlockattr_t *attr, int pshared);

解説

pthread_rwlockattr_setpshared() 関数は、 attr のプロセス共有の属性を pshared によって参照される値に設定します。 pshared 引数は、次の 2 つの値のうちの 1 つです:

PTHREAD_PROCESS_SHARED

読み込み/書き込みロックが存在するメモリにアクセスするあらゆるプロセスのあらゆるスレッドは、ロックを操作することができます。

PTHREAD_PROCESS_PRIVATE

読み込み/書き込みロックを初期化したスレッドと同じプロセス内に作成されたスレッドのみが、ロックを操作することができます。これは、デフォルト値です。

戻り値

成功したなら、 pthread_rwlockattr_setpshared() 関数は、0 を返します。そうでなければ、エラー番号がエラーを示すために返されます。

エラー

pthread_rwlockattr_setpshared() 関数は、次の場合に失敗します:

[ EINVAL]

attr または pshared によって指定された値が無効です。

関連項目

pthread_rwlockattr_getpshared(3), pthread_rwlockattr_init(3), pthread_rwlock_init(3)

規格

pthread_rwlockattr_setpshared() 関数は、 Version 2 of the Single UNIX Specification (“SUSv2”) に適合するはずです。

歴史

pthread_rwlockattr_setpshared() 関数は、 FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。

バグ

PTHREAD_PROCESS_SHARED 属性は、サポートされていません。