PMC.XSCALE(3) | FreeBSD Library Functions Manual | PMC.XSCALE(3) |
名称
pmc.xscale — Intel XScale ファミリ CPU のための測定イベントライブラリ
Performance Counters Library (libpmc, -lpmc)書式
#include < pmc.h>解説
Intel XScale CPU は、ARMv5e コアに基づいた ARM CPU です。第 2 世代のコアには、2 つのカウンタがあり、一方、第 3 世代のコアには、 4 つのカウンタがあります。また、第 3 世代のコアには、PMC イベントの増加された数があります。
Intel XScale PMC は、次に文書化されています。 3rd Generation Intel XScale Microarchitecture Developer's Manual, May 2007.
イベント指定子 (プログラマブル PMC)
Intel XScale プログラマブル PMC は、次のイベントをサポートします:-
IC_FETCH
- L1 命令キャッシュミスのための外部メモリフェッチ。
-
IC_MISS
- 命令キャッシュまたは TLB ミス。
-
DATA_DEPENDENCY_STALLED
- ストールされた (stalled) データ依存性。
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ITLB_MISS
- 命令 TLB ミス。
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DTLB_MISS
- データ TLB ミス。
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BRANCH_RETIRED
- (実行された) リタイアされた (retired) 分岐命令。
-
BRANCH_MISPRED
- 予測ミスされた分岐。
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INSTR_RETIRED
- (実行された) リタイアされた (retired) 命令。
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DC_FULL_CYCLE
- L1 データキャッシュバッファ満杯のストール (stall)。条件が存在するすべてのサイクルで生じたイベント。
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DC_FULL_CONTIG
- L1 データキャッシュバッファ満杯のストール (stall)。ストールのこのタイプの隣接しているシーケンスごとに 1 度生じるイベント。
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DC_ACCESS
- キャッシュ操作を含まない、L1 データキャッシュアクセス。
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DC_MISS
- キャッシュ操作を含まない、L1 データキャッシュミス。
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DC_WRITEBACK
- L1 データキャッシュ書き込みバック。キャッシュから書き込みバックされたキャッシュラインごとに生じます。
-
PC_CHANGE
- プログラムカウンタを変更されたソフトウェア。
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BRANCH_RETIRED_ALL
- (実行された) リタイアされた (retired) 分岐命令。このイベントは、間接または直接であるすべての分岐命令をカウントします。
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INSTR_CYCLE
- 発行される各命令が要求するマイクロアーキテクチャサイクルの数をカウントします。
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CP_STALL
- 命令パイプラインをストールされたコプロセサ。
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PC_CHANGE_ALL
- (例外を含くむ) プログラムカウンタを変更されたソフトウェア。
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PIPELINE_FLUSH
- 予測ミスまたは例外のためにフラッシュされたパイプライン。
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BACKEND_STALL
- 命令パイプラインをストールされたバックエンド。
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MULTIPLIER_USE
- 使用される乗算器。
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MULTIPLIER_STALLED
- 命令パイプラインをストールされた乗算器。
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DATA_CACHE_STALLED
- 命令パイプラインをストールされたデータキャッシュ。
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L2_CACHE_REQ
- キャッシュ操作を含まない、L2 キャッシュ要求。
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L2_CACHE_MISS
- キャッシュ操作を含まない、L2 キャッシュミス。
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ADDRESS_BUS_TRANS
- アドレスバストランザクション。
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SELF_ADDRESS_BUS_TRANS
- 自己起動されたアドレスバスランザクション。
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DATA_BUS_TRANS
- データバスランザクション。
イベント名の別名
次のテーブルは、 Performance Counters Library (libpmc, -lpmc) と使用される基本的なハードウェアイベントによってサポートされた PMC から独立している別名の間のマッピングを表示しています。Alias | Event |
branches |
BRANCH_RETIRED |
branch-mispredicts |
BRANCH_MISPRED |
dc-misses |
DC_MISS |
ic-misses |
IC_MISS |
instructions |
INSTR_RETIRED |
歴史
pmc ライブラリは、 FreeBSD 6.0 ではじめて登場しました。 Intel XScale のサポートは、 FreeBSD 9.0 ではじめて登場しました。作者
Performance Counters Library (libpmc, -lpmc) ライブラリは、 <jkoshy@FreeBSD.org>によって書かれました。Intel XScale のサポートは、
<rpaulo@FreeBSD.org>によって追加されました。警告
Intel XScale コードは、まだサンプリングをサポートしていません。December 23, 2009 | FreeBSD |