PMC.K8(3) | FreeBSD Library Functions Manual | PMC.K8(3) |
名称
pmc.k8 — AMD Athlon 64 (K8 ファミリ) CPU のための測定イベントライブラリ
Performance Counters Library (libpmc, -lpmc)書式
#include < pmc.h>解説
AMD K8 PMC は、 AMD Athlon64 と AMD Opteron シリーズの CPU に存在しています。それらは、次に文書化されています。 BIOS and Kernel Developer's Guide for the AMD Athlon(tm) 64 and AMD Opteron Processors, Publication No. 26094, Advanced Micro Devices, Inc., April 2004.PMC 機能
AMD K8 PMC は、48 ビット幅です。各 CPU は、次のケーパビリティがある 4 つの PMC を含んでいます:Capability | Support |
PMC_CAP_CASCADE | No |
PMC_CAP_EDGE | Yes |
PMC_CAP_INTERRUPT | Yes |
PMC_CAP_INVERT | Yes |
PMC_CAP_READ | Yes |
PMC_CAP_PRECISE | No |
PMC_CAP_SYSTEM | Yes |
PMC_CAP_TAGGING | No |
PMC_CAP_THRESHOLD | Yes |
PMC_CAP_USER | Yes |
PMC_CAP_WRITE | Yes |
イベント修飾子
AMD K8 PMC のためのイベント指定子は、次のオプションの修飾子を持つことができます:-
count=
value - 1 つのサイクルで測定される設定されたイベントの数が、 value 以上の場合のみ、増加するようにカウンタを設定します。
-
edge
- 他のフィールドよって表現された条件の否定アサート (negated-to-asserted) 遷移をカウントするように設定します。言い換えれば、状態が真のままで残っている間クロックの数にかかわらず、与えられた状態が真になるときはいつも、カウンタは一度だけ増加します。
-
inv
-
“
count
”修飾子が存在しているとき、比較の意味を逆にし、サイクルごとのイベントの数が、“count
”修飾子によって指定された値より小さいときに、カウンタを増加します。 -
mask=
qualifier - AMD K8 PMC のための多くのイベント指定子は、マスク修飾子を使用してさらに修飾される必要があります。これらの追加修飾子は、イベント特有であり、下記のイベント指定子に関連して文書化されています。
-
os
- 特権レベル 0 で起こるイベントをカウントするように、PMC を設定します。
-
usr
- 特権レベル 1, 2 または 3 で起こるイベントをカウントするように、 PMC を設定します。
“ os
”または“ usr
”修飾子のどちらも指定されなかったなら、デフォルトは、両方を有効にすることです。
AMD K8 イベント指定子
AMD K8 PMC でサポートされたイベント指定子は、次の通りです:-
k8-bu-cpu-clk-unhalted
- (Event 76H) CPU が HLT または STPCLK 状態でないとき、クロックサイクルの数をカウントします。
-
k8-bu-fill-request-l2-miss
[,mask=
qualifier] -
(Event 7EH) L2 キャッシュでミスした fill 要求をカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
dc-fill
- データキャッシュ fill 要求をカウントします。
-
ic-fill
- 命令キャッシュ fill 要求をカウントします。
-
tlb-reload
- TLB 再ロードをカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプの要求をカウントすることです。
-
-
k8-bu-fill-into-l2
[,mask=
qualifier] -
(Event 7FH) L2 キャッシュへ書き込まれ、L2 キャッシュから書き込まれた線の数。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
dirty-l2-victim
- Icache または Dcache、TLB ページテーブル walk またはハードウェアデータプリフェッチから victim 書き戻し (writeback) のために L2 キャッシュへの書き込み線をカウントします。
-
victim-from-l2
- L2 からシステムへの汚い線の書き戻し (writeback) をカウントします。
-
-
k8-bu-internal-l2-request
[,mask=
qualifier] -
(Event 7DH) L2 キャッシュへの内部的に発生した要求をカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
cancelled
- キャンセルされた要求をカウントします。
-
dc-fill
- データキャッシュ fill 要求をカウントします。
-
ic-fill
- 命令キャッシュ fill 要求をカウントします。
-
tag-snoop
- タグスムープ (snoop) 要求をカウントします。
-
tlb-reload
- TLB 再ロードをカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプの要求をカウントすることです。
-
-
k8-dc-access
- (Event 40H) マイクロコードスクラッチパッドアクセスを含むデータキャッシュアクセスをカウントします。
-
k8-dc-copyback
[,mask=
qualifier] -
(Event 44H) データキャッシュコピーバック (copyback) 操作をカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
exclusive
- “exclusive” (排他的な) 状態の線のための操作をカウントします。
-
invalid
- “invalid” (無効) 状態の線のための操作をカウントします。
-
modified
- “modified” (修正された) 状態の線のための操作をカウントします。
-
owner
- “owner” (所有者) 状態の線のための操作をカウントします。
-
shared
- “shared” (共有された) 状態の線のための操作をカウントします。
デフォルトは、すべての上記の状態の線のための操作をカウントすることです。
-
-
k8-dc-dcache-accesses-by-locks
[,mask=
qualifier] -
(Event 4CH) ロック命令によってアクセスされるデータキャッシュをカウントします。このイベントは、リビジョン C または後のビンテージのプロセッサでのみ利用可能です。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
accesses
- ロック命令によるデータキャッシュアクセスをカウントします。
-
misses
- ロック命令によるデータキャッシュミスをカウントします。
デフォルトは、すべてのアクセスをカウントすることです。
-
-
k8-dc-dispatched-prefetch-instructions
[,mask=
qualifier] -
(Event 4BH) ディスパッチされたプリフェッチ命令の数をカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
load
- ロード (load) 操作をカウントします。
-
nta
- 一時的でない (non-temporal) 操作をカウントします。
-
store
- 格納 (store) 操作をカウントします。
デフォルトは、すべての操作をカウントすることです。
-
-
k8-dc-l1-dtlb-miss-and-l2-dtlb-hit
- (Event 45H) L2 DTLB ヒットである L1 DTLB ミスをカウントします。
-
k8-dc-l1-dtlb-miss-and-l2-dtlb-miss
- (Event 46H) また L2 DTLB でミスした L1 DTLB ミスをカウントします。
-
k8-dc-microarchitectural-early-cancel-of-an-access
- (Event 49H) データキャッシュアクセスのマイクロアーキテクチャの早めのキャンセルをカウントします。
-
k8-dc-microarchitectural-late-cancel-of-an-access
- (Event 48H) データキャッシュアクセスのマイクロアーキテクチャの遅めのキャンセルをカウントします。
-
k8-dc-misaligned-data-reference
- (Event 47H) 整列ミスのデータ参照をカウントします。
-
k8-dc-miss
- (Event 41H) データキャッシュミスをカウントします。
-
k8-dc-one-bit-ecc-error
[,mask=
qualifier] -
(Event 4AH) スクラバ (scrubber) によって見つけられた 1 ビット ECC エラーをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
scrubber
- スクラバが検出したエラーをカウントします。
-
piggyback
- ピギーバック (piggyback) スクラバエラーをカウントします。
デフォルトは、両方の種類のエラーをカウントすることです。
-
-
k8-dc-refill-from-l2
[,mask=
qualifier] -
(Event 42H) L2 キャッシュからデータキャッシュ refill (リフィル, 補充) をカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
exclusive
- “exclusive” (排他的な) 状態の線のための操作をカウントします。
-
invalid
- “invalid” (無効) 状態の線のための操作をカウントします。
-
modified
- “modified” (修正された) 状態の線のための操作をカウントします。
-
owner
- “owner” (所有者) 状態の線のための操作をカウントします。
-
shared
- “shared” (共有された) 状態の線のための操作をカウントします。
デフォルトは、すべての上記の状態の線のための操作をカウントすることです。
-
-
k8-dc-refill-from-system
[,mask=
qualifier] -
(Event 43H) システムメモリから refill (リフィル, 補充) されたデータキャッシュをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
exclusive
- “exclusive” (排他的な) 状態の線のための操作をカウントします。
-
invalid
- “invalid” (無効) 状態の線のための操作をカウントします。
-
modified
- “modified” (修正された) 状態の線のための操作をカウントします。
-
owner
- “owner” (所有者) 状態の線のための操作をカウントします。
-
shared
- “shared” (共有された) 状態の線のための操作をカウントします。
デフォルトは、すべての上記の状態の線のための操作をカウントすることです。
-
-
k8-fp-cycles-with-no-fpu-ops-retired
- (Event 01H) FPU オペレーション (ops) がリタイアしなかったときのサイクルをカウントします。このイベントは、リビジョン B とその後の CPU でサポートされています。
-
k8-fp-dispatched-fpu-fast-flag-ops
- (Event 02H) 速いフラグインタフェースを使用するディスパッチされた FPU オペレーション (ops) をカウントします。このイベントは、リビジョン B とその後の CPU でサポートされています。
-
k8-fp-dispatched-fpu-ops
[,mask=
qualifier] -
(Event 00H) ディスパッチされた FPU オペレーション (ops) 数をカウントします。このイベントは、リビジョン B とその後の CPU でサポートされています。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
add-pipe-excluding-junk-ops
- ジャンクオペレーション (ops) を除いて追加 (add) パイプオペレーション (ops) をカウントします。
-
add-pipe-junk-ops
- 追加 (add) パイプでジャンクオペレーション (ops) をカウントします。
-
multiply-pipe-excluding-junk-ops
- ジャンクオペレーション (ops) を除いて乗算 (multiply) パイプオペレーション (ops) をカウントします。
-
multiply-pipe-junk-ops
- 乗算 (multiply) パイプでジャンクオペレーション (ops) をカウントします。
-
store-pipe-excluding-junk-ops
- ジャンクオペレーション (ops) を除いて格納 (store) パイプオペレーション (ops) をカウントします。
-
store-pipe-junk-ops
- 格納 (store) パイプでジャンクオペレーション (ops) をカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプのオペレーション (ops) をカウントすることです。
-
-
k8-fr-decoder-empty
- (Event D0H) ディスパッチのために何もないときのサイクルをカウントします (すなわち、デコーダは、空であった)。
-
k8-fr-dispatch-stall-for-segment-load
- (Event D4H) セグメントロードのためのディスパッチストール (行き詰まり) をカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-for-serialization
- (Event D3H) シリアライゼーションためのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-from-branch-abort-to-retire
- (Event D2H) リタイア (retiral) のためにアボートする分岐からのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-when-fpu-is-full
- (Event D7H) FPU が満杯であるときのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-when-ls-is-full
- (Event D8H) ロード/格納 (load/store) が満杯であるときの
-
k8-fr-dispatch-stall-when-reorder-buffer-is-full
- (Event D5H) リオーダ (reorder) バッファが満杯であるときのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-when-reservation-stations-are-full
- (Event D6H) リザーブ (予約) ステーションが満杯であるときのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-when-waiting-far-xfer-or-resync-branch-pending
- (Event DAH) 遠い (far) 制御転送か、または再シンク (resync) 分岐がペンディングであるときのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stall-when-waiting-for-all-to-be-quiet
- (Event D9H) すべてが静かであるために待つときのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-dispatch-stalls
- (Event D1H) すべてのディスパッチストールをカウントします。
-
k8-fr-fpu-exceptions
[,mask=
qualifier] -
(Event DBH) FPU 例外をカウントします。このイベントは、リビジョン B とその後の CPU でサポートされています。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
sse-and-x87-microtraps
- SSE と x87 マイクロトラップをカウントします。
-
sse-reclass-microfaults
- SSE reclass マイクロフォルトをカウントします。
-
sse-retype-microfaults
- SSE retype マイクロフォルトをカウントします。
-
x87-reclass-microfaults
- x87 reclass マイクロフォルトをカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプの例外をカウントすることです。
-
-
k8-fr-interrupts-masked-cycles
- (Event CDH) (CPU RFLAGS フィールドの IF が 0 によって) 割り込みがマスクされたときのサイクルをカウントします。
-
k8-fr-interrupts-masked-while-pending-cycles
- (Event CEH) ペンディングの間に割り込みがマスクされている間のサイクルをカウントします (すなわち、INTR が CPU RFLAGS フィールドの IF が 0 の間にアサートされたときのサイクル)。
-
k8-fr-number-of-breakpoints-for-dr0
- (Event DCH) DR0 のためのブレークポイントの数をカウントします。
-
k8-fr-number-of-breakpoints-for-dr1
- (Event DDH) DR1 のためのブレークポイントの数をカウントします。
-
k8-fr-number-of-breakpoints-for-dr2
- (Event DEH) DR2 のためのブレークポイントの数をカウントします。
-
k8-fr-number-of-breakpoints-for-dr3
- (Event DFH) DR3 のためのブレークポイントの数をカウントします。
-
k8-fr-retired-branches
- (Event C2H) 例外と割り込みを含むリタイアした分岐をカウントします。
-
k8-fr-retired-branches-mispredicted
- (Event C3H) 予測ミスしリタイアした分岐をカウントします。
-
k8-fr-retired-far-control-transfers
- (Event C6H) (常に予測ミスされる) リタイアした遠い (far) 制御転送をカウントします。
-
k8-fr-retired-fastpath-double-op-instructions
[,mask=
qualifier] -
(Event CCH) リタイアしたファーストパス (fastpath) 二重オペレーション (op) 命令をカウントします。このイベントは、リビジョン B とその後の CPU でサポートされています。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
low-op-pos-0
- 位置 0 で低いオペレーション (low op) での命令をカウントします。
-
low-op-pos-1
- 位置 1 で低いオペレーション (low op) での命令をカウントします。
-
low-op-pos-2
- 位置 2 で低いオペレーション (low op) での命令をカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプの命令をカウントすることです。
-
-
k8-fr-retired-fpu-instructions
[,mask=
qualifier] -
(Event CBH) リタイアした FPU 命令をカウントします。このイベントは、リビジョン B とその後の CPU でサポートされています。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
mmx-3dnow
- MMX と 3DNow! 命令をカウントします。
-
packed-sse-sse2
- パックされた SSE と SSE2 命令をカウントします。
-
scalar-sse-sse2
- スカラの SSE と SSE2 命令をカウントします。
-
x87
- x87 命令をカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプの命令をカウントすることです。
-
-
k8-fr-retired-near-returns
- (Event C8H) リタイアした近い (near) リターンをカウントします。
-
k8-fr-retired-near-returns-mispredicted
- (Event C9H) 予測ミスした近い (near) リターンをカウントします。
-
k8-fr-retired-resyncs
- (Event C7H) リタイアした再同時 (resyncs) (非制御転送分岐) をカウントします。
-
k8-fr-retired-taken-branches
- (Event C4H) リタイアして取られた分岐をカウントします。
-
k8-fr-retired-taken-branches-mispredicted
- (Event C5H) 予測ミスされているリアイアして取られた分岐をカウントします。
-
k8-fr-retired-taken-branches-mispredicted-by-addr-miscompare
- (Event CAH) アドレスの比較ミスのためだけに予測ミスされているリタイアして取られた分岐をカウントします。
-
k8-fr-retired-taken-hardware-interrupts
- (Event CFH) リタイアして取られたハードウェア割り込みをカウントします。
-
k8-fr-retired-uops
- (Event C1H) リタイアした uop をカウントします。
-
k8-fr-retired-x86-instructions
- (Event C0H) 例外と割り込みを含むリタイアした x86 命令をカウントします。
-
k8-ic-fetch
- (Event 80H) 命令キャッシュフェッチをカウントします。
-
k8-ic-instruction-fetch-stall
- (Event 87H) 命令のフェッチのためにストールしているサイクルをカウントします。
-
k8-ic-l1-itlb-miss-and-l2-itlb-hit
- (Event 84H) L2 ITLB ヒットである L1 ITLB ミスをカウントします。
-
k8-ic-l1-itlb-miss-and-l2-itlb-miss
- (Event 85H) L1 と L2 ITLB の両方でミスしている ITLB ミスをカウントします。
-
k8-ic-microarchitectural-resync-by-snoop
- (Event 86H) スヌープ (snoop) によって引き起こされたマイクロアーキテクチャの再同期 (resync) をカウントします。
-
k8-ic-miss
- (Event 81H) 命令キャッシュミスをカウントします。
-
k8-ic-refill-from-l2
- (Event 82H) L2 キャッシュからの命令キャッシュリフィル (refill) をカウントします。
-
k8-ic-refill-from-system
- (Event 83H) システムメモリからの命令キャッシュリフィル (refill) をカウントします。
-
k8-ic-return-stack-hits
- (Event 88H) リターンスタックまでヒットをカウントします。
-
k8-ic-return-stack-overflow
- (Event 89H) リターンスタックのオーバフローをカウントします。
-
k8-ls-buffer2-full
- (Event 23H) バッファ 2 (buffer2) のロード/格納 (load/store) 満杯のイベントをカウントします。
-
k8-ls-locked-operation
[,mask=
qualifier] -
(Event 24H) ロックされた操作をカウントします。リビジョン C とその後の CPU に関しては、次の修飾子がサポートされています:
-
cycles-in-request
- ロックの要求/許可 (request/grant) ステージでのサイクルの数をカウントします。
-
cycles-to-complete
- 推測的でない、より古いロード/格納 (load/store) 操作である時点で、完了するために取られるロックのサイクルの数をカウントします。
-
locked-instructions
- ロック命令を実行した数をカウントします。
デフォルトは、ロック命令を実行した数をカウントすることです。
-
-
k8-ls-microarchitectural-late-cancel
- (Event 25H) ロード/格納 (load/store) ユニットでの操作のマイクロアーキテクチャの遅いキャンセルをカウントします。
-
k8-ls-microarchitectural-resync-by-self-modifying-code
- (Event 21H) 自己変更コードに起因するマイクロアーキテクチャの再同期 (resync) をカウントします。
-
k8-ls-microarchitectural-resync-by-snoop
- (Event 22H) スヌープ (snoop) に起因するマイクロアーキテクチャの再同期 (resync) をカウントします。
-
k8-ls-retired-cflush-instructions
- (Event 26H) リタイアした CFLUSH 命令をカウントします。
-
k8-ls-retired-cpuid-instructions
- (Event 27H) リタイアした CPUID 命令をカウントします。
-
k8-ls-segment-register-load
[,mask=
qualifier] -
(Event 20H) セグメントレジスタロード (load) をカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
cs
- CS レジスタロード (load) をカウントします。
-
ds
- DS レジスタロード (load) をカウントします。
-
es
- ES レジスタロード (load) をカウントします。
-
fs
- FS レジスタロード (load) をカウントします。
-
gs
- GS レジスタロード (load) をカウントします。
-
ss
- SS レジスタロード (load) をカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプのロード (load) をカウントすることです。
-
-
k8-nb-ht-bus0-bandwidth
[,mask=
qualifier] -
k8-nb-ht-bus1-bandwidth
[,mask=
qualifier] -
k8-nb-ht-bus2-bandwidth
[,mask=
qualifier] -
(Events F6H, F7H and F8H respectively) HyperTransport(tm) バスでのイベントをカウントします。これらのイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
buffer-release
- 送ったバッファ解放メッセージをカウントします。
-
command
- 送ったコマンドメッセージをカウントします。
-
data
- 送ったデータメッセージをカウントします。
-
nop
- 送った nop メッセージをカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプのメッセージをカウントすることです。
-
-
k8-nb-memory-controller-bypass-saturation
[,mask=
qualifier] -
(Event E4H) メモリ制御バイパスカウンタ飽和イベントをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
dram-controller-interface-bypass
- DRAM コントローラインタフェースバイパスをカウントします。
-
dram-controller-queue-bypass
- DRAM コントローラキューバイパスをカウントします。
-
memory-controller-hi-pri-bypass
- メモリコントローラの高い優先権バイパスをカウントします。
-
memory-controller-lo-pri-bypass
- メモリコントローラの低い優先権バイパスをカウントします。
-
-
k8-nb-memory-controller-dram-slots-missed
- (Event E2H) (MemClk で) スロットをミスしたメモリコントローラ DRAM コマンドをカウントします。
-
k8-nb-memory-controller-page-access-event
[,mask=
qualifier] -
(Event E0H) メモリコントローラページアクセスイベントをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
page-conflict
- ページ競合をカウントします。
-
page-hit
- ページヒットをカウントします。
-
page-miss
- ページミスをカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプのイベントをカウントすることです。
-
-
k8-nb-memory-controller-page-table-overflow
- (Event E1H) メモリコントロールページテーブルオーバフローイベントをカウントします。
-
k8-nb-memory-controller-turnaround
[,mask=
qualifier] -
(Event E3H) メモリ制御ターンアラウンドイベントをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
dimm-turnaround
- DIMM ターンアラウンドをカウントします。
-
read-to-write-turnaround
- 読み込みから書き込みターンアラウンドをカウントします。
-
write-to-read-turnaround
- 書き込みから読み込みターンアラウンドをカウントします。
デフォルトは、すべてのタイプのイベントをカウントすることです。
-
-
k8-nb-probe-result
[,mask=
qualifier] -
(Event ECH) プローブ (probe) イベントをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
probe-hit
- すべてのプローブ (probe) ヒットをカウントします。
-
probe-hit-dirty-no-memory-cancel
- メモリキャンセルなしでプローブ (probe) ヒットをカウントします。
-
probe-hit-dirty-with-memory-cancel
- メモリキャンセルでのプローブ (probe) ヒットをカウントします。
-
probe-miss
- プローブ (probe) ミスをカウントします。
-
-
k8-nb-sized-commands
[,mask=
qualifier] -
(Event EBH) 発行されたサイズコマンドをカウントします。このイベントは、‘
+
’で区切られた次のキーワードの組である qualifier を使用して、さらに修飾できます:-
nonpostwrszbyte
-
nonpostwrszdword
-
postwrszbyte
-
postwrszdword
-
rdszbyte
-
rdszdword
-
rdmodwr
デフォルトは、すべてのタイプのコマンドをカウントすることです。
-
イベント名の別名
次のテーブルは、 Performance Counters Library (libpmc, -lpmc) と使用される基本的なハードウェアイベントによってサポートされた PMC から独立している別名の間のマッピングを表示しています。Alias | Event |
branches |
k8-fr-retired-taken-branches |
branch-mispredicts |
k8-fr-retired-taken-branches-mispredicted |
dc-misses |
k8-dc-miss |
ic-misses |
k8-ic-miss |
instructions |
k8-fr-retired-x86-instructions |
interrupts |
k8-fr-taken-hardware-interrupts |
unhalted-cycles |
k8-bu-cpu-clk-unhalted |
関連項目
pmc(3), pmc.atom(3), pmc.core(3), pmc.core2(3), pmc.iaf(3), pmc.k7(3), pmc.p4(3), pmc.p5(3), pmc.p6(3), pmc.soft(3), pmc.tsc(3), pmclog(3), hwpmc(4)歴史
pmc ライブラリは、 FreeBSD 6.0 ではじめて登場しました。作者
Performance Counters Library (libpmc, -lpmc) ライブラリは、 <jkoshy@FreeBSD.org>によって書かれました。October 4, 2008 | FreeBSD |